James Blackshaw「Litany Of Echoes」(2008)

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イギリス出身のギタリスト、James Blackshawの(多分)通算6作目。前作同様ゲストにヴァイオリン&ヴィオラ奏者を迎え、本人は12弦ギターのみならずピアノもプレイしている。

霞がかった幻想的な風景を12弦ギターとヴァイオリンだけで表現しきってしまった前作「The Cloud Of Unknowing」(レビューはコチラ)の流れを踏襲してはいるが、ピアノが細かいフレーズを乱打する中、ヴァイオリンがダウナーなノイズを発する“Gate Of Ivory”“Gate Of Horn”という冒頭/ラストで対を成している2曲が結構強烈で、繊細な中に、モノトーンで耽美的な色彩を添えている。その他の曲も曲ごとの表情が豊かになっており、より奥行きというか、広がりを感じさせる仕上がりになっている。

この人、年齢は確かまだ20代半ばといったところの筈だが、このトシでこんなモン作っちゃってこれから大丈夫なんだろうか、というぐらいに枯れを感じさせ、かつそのクオリティも生半可なものではない。ダウナーで幻想的なサウンドを好む人にはたまらない逸品。前作と併せて一家に一枚、どうですか。


「The Cloud Of Unknowing」アルバムのタイトル・トラック(ライヴ演奏)

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