Talisma「Quelque Part」(2008) 

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カナダ(ケベック州)産バンドの3rd。2ndは未聴だが、正式メンバーとしてクレジットされている人数は1stの3人から6人へと増加している。

Robert Frippの影響を受けたと思しきギタリストとタッピングを多用するベーシストをフィーチュアしたトリオ編成に分厚いメロトロンやシンセを絡めてブンスカブンスカと突き進むインスト曲を軸に据えつつ、しっとりした女性Voをフィーチュアしたり、アコギを前面に出して叙情的かつポップな音世界を描いてみたりと、ヘヴィなだけでなく、どこか奇天烈、かつ極端にカラフルだった1stの世界観をさらに押し広げている。

YouTubeのライヴ演奏を見れば分かるようにKing Crimsonからの影響が強いのだが、ベースのタッピングがTony Levinのソロ作を彷彿させる曲があったり、モロにCrimsonのフレーズが出てきたかと思えば元ネタが“Vrooom”(「Thrak」収録Ver.)のイントロで流れるメロトロンだったり、ベタではなく捻りが効いているところに好感が持てる。1stと比較して楽曲の完成度も増したため、その引き出しの多さ/テクニシャンぶり/変態さんっぷりを存分に味わうことが出来るようになったのもプラス。ジャズ・ロック/ヘヴィ・シンフォあたりが守備範囲で、ちょっと脳みそが沸いてるんじゃないコイツラ?みたいなの(て、どんなんだ)が好きな人にプッシュしたい快作。



1st「Corpus」収録の“L'Empale”。第5期King Crimsonの影響下にあるヘヴィなインスト。



同じく1stより“Freezone”。アルバムでは女性スキャットをフィーチュアして奇妙なムードに仕上がっているが、インスト・オンリーのライヴを聴くとジャズ・ロック度高し。ベーシストは終始タッピングでプレイ。

2008/06/27 Fri. 23:45  edit

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Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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