非思量

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26 2008

Tiles「Fly Paper」(2008)

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デトロイト出身4人組の5th。彼らの作品を聴くのは初めて。裏ジャケには8曲がクレジットされているが実際は9曲入り。ジャケット等のデザインはHugh Syme(キーボーディスト等で一部の楽曲にも参加)、プロデューサーはTerry Brown、“Sacred&Mundane”ではAlex Lifesonがギターを弾き…と、Rush人脈の手厚いサポートを受けてのリリースとなる。

なるほどVoのジェントルでありながら素っ頓狂な声質も含めRushの影がチラつくが、恐らくそう感じさせる最大の要因はTerry Brownのサウンド・メイクであろう。Voの声質云々書いたが超音波ハイトーンを炸裂させる場面はほとんどなく、むしろ中音域を多用した歌唱。楽曲もコンパクトで、8分を越える“Hide&Seek”後半のインスト・パートもバカテクが炸裂するワケではなく、ジャム風のギター・ソロが挿入されている。プログレ・ハードと呼んでもまあ差し支えないが、オルタナとかグランジとか呼ばれた90年代米ハード・ロックからの影響が強いように思えた。

ブレイクするにはもう一押し欲しい気もするが、親しみやすいメロディを備えた渋好みの作品だと思う。



Tiles“Sacred&Mundane”(Alexのギター・ソロ等を省略したエディットVer.)

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