Seal「System」(2008)

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ロンドン出身の黒人シンガー、4年ぶりの5th。

私がSealの作品で聴いたことがあるのは98年の3rd「Human Being」のみで、ダークでひんやりした手触りの打ち込みサウンドと、Peter Gabrielに通ずるSealのハスキーで力強い声の取り合わせが印象的だったのだが、制作上のパートナーがTrevor HornからStuart Priceに変わっても基本的なラインに変更はない。

ただ、「Human Being」ではほとんどなかったような気がする(聴き返そうと思ったら家にCDがなかった…)ダンサブルなアップ・テンポの曲が多めに収録されている。華美とまでは言わないにせよ非常に華やかというか、ゴージャスな印象を受ける。「Human Being」収録曲のようなストリングスを配したスロー・ナンバーも存在するが、それらが互いを引き立てあう役割を果たしており、まあ色々ひっくるめて「伊達に金かかってないよなあ」という印象(これはポジティヴな意味で受け止めてもらいたい)。

勿論、作品を支配しているのは他ならぬSeal本人の声だ。いかなるサウンドをバックにしても埋没することなく、じわりと染み入るような歌を聴かせてくれる。ホント、いい声してますこの人。

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