非思量

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30 2007

Soilwork「Sworn To A Great Divide」(2007)

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スウェーデンのエクストリーム・メタル・バンドの2年ぶりとなる7th。

前作「Stabbing The Drama」は、むやみやたらにタイトなドラミングを見せる新加入のドラマーが楽曲を引き締めていた反面、メロディックな要素が控えめになっていたが、「Stabbing~」リリース後にどキャッチーなメロディを書いていたPeter Wichers(G)が脱退したためか、「Sworn~」ではその傾向がより顕著に。直截的に言えば、さらに地味になっている。

Peterの書くメロディが楽曲の、ひいては作品の核の1つであったことは間違いなく、そういう意味では確実に痛手ではあるが、すっぽり抜け落ちた部分はSpeed(Vo)の普通声パート増加などによるメロウな感覚の増量によって乗り切っている印象。デス声の存在感が希薄になっている感が無きにしも非ずだが、少なくともスタジオではいい歌を聞かせてくれる(オマケDVDに収録されていたライヴ映像には少々ガッカリさせられたが…。ま、これだけ複雑なヴォーカル・パートを再現しようと思ったらちゃんと歌える人間がもう1人いるわな)ので、個人的には問題なし。そもそも私は彼らのことを「ポップ・バンド」として捉えているので。

個人的にはSven Karlsson(Key)が書く叙情的なナンバーの比重が増えると嬉しいが、そうなるとますます地味になるな。まあそれはともかく、無難な出来ではあるものの、メイン・ソングライターの脱退という危機はうまく乗り切ったのではないか。上がり目が感じられないのは気がかりではあるが…。

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