Arch Enemy「Rise Of The Tyrant」(2007) 

riseofthetyrant.jpg

スウェーデンのデス・メタル・バンド、Arch Enemyのスタジオ7th。

Angela Gossow(Vo)加入後はメロディックな要素を後退させてメタル・コアへの接近を図ったり、かと思えば中途半端に初期の路線に摺り寄ってみたりで微妙に迷走気味、質の高さは認めるにしても聴いた後に何も残らない作品が続いて「多分、もうダメでしょ」と思いつつ聴いてみたが、今回はセルフ・パロディと揶揄されても仕方ない次元で初期路線への回帰を図っていており、最早「開き直っている」と言っても過言ではないと思った。

でも今回はその開き直りがいい方向に出ている。「これ、オレらがオリジナルだから」とばかりに、汚いデス声を従えて流麗なツイン・ギター全開。Frederik Nordstromが久々にプロデューサーを務めているが、彼もひっくるめてのArch Enemyサウンドなのだな、と思わされる。久々に凄みのある作品になったと思うが、良くも悪くもお手軽感の漂うAs I Lay Dying(と同時に購入したのです)と比べると余計にそう思わされる(As I~もアレはアレで好きですけど)。

勿論、初期3枚目までの禍々しさは望むべくもないのだが、今のVoで当時の雰囲気を再現するのはハッキリ言ってムリだし、そもそもそういうのは、メンバーのミュージシャンシップの向上だとか、単に加齢だとか、売れてプロダクションが向上したりだとか、そういった諸々の要因で嫌でも失われていくもので、ないものねだりなどするものではない。自分たちの持ち味を見つめなおし、それを最大限発揮して作られた佳作であると言えよう。

2007/10/01 Mon. 23:43  edit

Category: CD/DVDレビュー:A

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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