Two「Voyeurs」 

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「昔、何となく聴きそびれたCDを買ってみる」ウィーク最終回。Rob Halford苦難の時代を象徴する1998年発表の1枚。米Amazonで何気なく探してみたらあったので買ってみた。送料込みで10ドルしなかったんで、外れでもあまり後悔しなくて済みそうだったし。

タイトルの意味するところは日本語で言えば「出歯亀」で、ジャケをパラッと開いてみると、表ジャケの電車の窓を通して男女の怪しげな行為が映し出されており、毛皮に身を纏い、目の周りを黒く塗った面妖な出で立ちのRobと相俟って、アブノーマルなムードを醸し出している。

まあそんな感じでブックレットは結構期待させてくれるのだが、肝心の中身がまあ、何と言うか…。出音が打ち込みを多用した密度低めのインダストリアル・ロック(メタルではない)なのは一向に構わないのだが、楽曲は総じて50点平均で魅力に乏しいだけでなく、Robの持ち味をとことんスポイルしまくっているのが逆に凄い。

マシーナリーなサウンドをバックにあのハイトーン・スクリームを炸裂させたらさぞカッコ良かったであろうに、終始Robは中低音域でモソモソと歌っていて冴えないことこの上ない。勘違いにも程があるというか、まあ、試行錯誤の時代だったんでしょうなあ。後にMarilyn Mansonに加入するJohn Lowery(John 5)がギター・ソロで才能の片鱗を見せ付けてはいるが、作品のグレードを上げるには至っていない。それこそ当時のMarilyn Mansonばりにハジけたら良かったのに、何か関わった人間が揃いも揃って遠慮しまくってる感じで、どうしようもないワケではないけど聴いた後に何も残らないという、実にもどかしい出来。

というワケで、まあ、よい子のみんなは買うな。

2007/09/06 Thu. 00:04  edit

Category: CD/DVDレビュー:T

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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