非思量

nøught(nought)「nøught」

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イギリス産バンドが2000年にリリースした1stだが、なかなか個性的な音を出すグループである。

クレジットに載せられている名前は11人にも及び、ギター、ベース、ドラムに加えてオルガン、ピアノ、サックス、クラリネット、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、バスーン、パーカッション、果てはシタールまで使用されている。

クレジットや冒頭のノイジーなドローン調のサウンドから連想されるのは「ありがちなクリムゾン系or暗黒チェンバー系」で、まあ要するに重々しいアンサンブルなりソロなりが重戦車のような迫力でズンズン迫ってくる、というものなのだが実際はそういうのとは異なり、どちらかというと聴き手にイメージさせるのはポスト・ロック的な軽さ。

が、ひとたびストリングスなどの「g+b+dr以外の何か」が切り込んでくると一気に音が厚みを増してくる。軽快なムードはそのままなので「蝶のようにひらひらと舞う重戦車」という倒錯した様相に。何じゃこりゃ。

ダークな音使いながらいやに躍動感があり、衝動性あふれる音楽性はこのテの音の中では珍しいかも。管楽器や弦楽器がギター・トリオと一体化してブバブバ言いながら駆け抜けるスタイルは短い曲から組曲スタイルの長尺モノまでほぼ一貫しており、変わり映えしないっちゃしないんだが、それが一気に聴かせる疾走感につながっていて逆にプラスに作用しているのではないだろうか。

nøught公式サイト
shifty disco(レコード会社)

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  • 2007.08.05 (Sun) 09:56 | アジア音楽フェアー