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Ukandanz「Yeketelale」(2018)

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エチオピア人ヴォーカリストとフランス人ミュージシャンからなるUkandanzの3rd。

2nd「Awo」(2016)は、Asnake Gebreyesのコブシの効いたヴォーカルとゴツゴツしたリズム隊をフィーチュアした骨太なアンサンブルが多大なるインパクトをもたらす快作だったが、新作リリースに先行して公開されていた“Gesse”は前作とは異なるダンサブルなグルーヴを持つ曲で、あれ?と思っていたら何とリズム隊が総取っ替えになっていた。

しかもドラムがシンセ・ドラムも使う人で、ベースはシンセ・ベース。当然、作品全体を貫くグルーヴも前作とは全くの別物となっており、メロウなメロディと80年代風味のシンセが不思議な浮遊感を生み出している“Enken Yelelebesh”“Fetsum Deng Ledj Nesh/Asnake's Bet”といった曲でその傾向は顕著。スキマが多く軽い音になったせいか、どことなく牧歌的というか、のどかな空気も感じられる。

前作はその強靭なグルーヴが最も印象に残ったが、今回はAsnakeのヴォーカルを重点的に聴かせるスタイルに移行しているように思える。結果、ええ声のおっさんがコブシを効かせつつ気分良く歌っているような、なんか昔の日本歌謡曲かはたまたあるいは民謡かというテイストを感じさせる意外性満点の怪作に。方向性こそ大きく変わったがアクの強さは変わらず。


Ukandanz“Gesse”

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