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Markus Reuter featuring Sonar and Tobias Reber「Falling For Ascension」(2017)

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ドイツのタッチ・ギター奏者、Markus Reuterが、スイスのミニマル系インスト4人組のSonarと、同じくスイスのエレクトロ系ミュージシャンのTobias Reberを迎えて制作したアルバム。

収録曲はReuterが85~87年に書いたテーマが基になっているそうだが、凝ったリズムを伴うミニマルなフレーズの執拗な反復という「ロック・バンド編成によるNik Bärtsch」とでも形容できそうな音楽性はSonarのそれを直接的に想起させる。そこを狙ったからこその今回の人選なのかも知れない。

Sonarのアルバムは1stと2ndを聴いたことがある。特異ではあるが何かもうひとひねり欲しいな、というのが率直な感想で、そのストイックさが時に窮屈さを感じさせていた。ここでもその演奏は相変わらずストイックそのものであるが、そこにReuterのタッチ・ギターやサウンドスケープ、Reberが繰り出す各種エレクトロ系サウンドが加わることにより、その窮屈さが奥行きのあるヘヴィネスに変換されており、聴きやすい、というと語弊があるが、少なくともAdrian Belew在籍時のKing Crimsonが好きな人にはすんなり受け入れられそうな作品に仕上がっている。

ヘッドホン使用を推奨。聴くほどに重厚なサウンドがクセになる意欲作。


Markus Reuter featuring Sonar and Tobias Reber“Condition V”

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