Winger「IV」

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80年代に隆盛を極めたヘア・メタル・バンドの一つ、Wingerがオリジナルの3人+新たに2人のメンバーを迎え、15年ぶりにリリースした4th。2006年の作品。実はアルバムを買ったの初めて。

ダークなリフを伴う“Right Up Ahead”を冒頭に持ってくることで「昔の名前で出ています」と認識されることを拒否、続く“Blue Suede Shoes(Dedicated To Our Troope)”も、サビこそ分厚いコーラスがあてがわれているものの「誰かのために命を捧げようとは思わないのか?」という重いメッセージを持つシリアスなナンバーである。多分、昔のファンはこの2曲で脱落決定。

ただ、中盤の“Your Great Escape”からは、80年代の空気を伝えるアップ・テンポのナンバーも散見されるようになり(但し、2006年仕様にアップデートされております)、ここまでガマンすれば古くからのファンも楽しめるのでは(別にガマンしなくてもいいけど)。Reb Beachは何の臆面もなく弾きまくってるし、“On A Day Like Today”は結構コテコテのバラードだ。

今風ダークネスを基調としながらも、かつての華やかさを感じさせたり、ミステリアスな色調にしてみたりで、Kip Wingerの力強いヴォーカル(メチャクチャ上手い)も相俟って「ダークな正統派アメリカン・ハード・ロック」を正統派ではない手法(例えば“Blue Suede Shoes”のAメロでギターがディシプリン期のKing Crimson風だったりとか)で体現した音、という印象。いやー面白いわコレ。「絶対、他のヤツらと同じようにはやらんからな」という凄腕ヴェテランの矜持が伺える1枚。

2 Comments

tack  

I completely agrees with your opinion.

that's the point! you right XD

2007/07/20 (Fri) 22:45 | EDIT | REPLY |   

cota  

はじめまして。コメントありがとうございます。良いアルバムですよね。私は結構好きです。

ところでキップ・ウインガーでおすぎに似てませんか?Do you agree with me?

2007/07/21 (Sat) 00:28 | EDIT | REPLY |   

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