Queensrÿche(Queensryche)「Mindcrime At The Moore」(DVD) 

mindcrimeatthemoore.jpg

「Operation:Mindcrime I&II」の(ダイジェスト版ながら)再現ツアーも記憶に新しいQueensrÿcheの、こちらはセットから何から完全再現版となった地元シアトルでのステージを収めた2枚組DVD。同じ音源を収録した2枚組CDも同時に発売されている。

昨年リリースされた「Operation:Mindcrime II」について「『Operation:Mindcrime』にハマった人だけが楽しむ権利を与えられた『ボーナス・トラック』のようなものだ」と書いたことがあるが、このライヴ・アルバム/DVDについても感想は同じようなものだ。付け加えれば「来日公演に行った人なら更に楽しい」と言ったところか。

来日公演のステージ・セットはソファがポツンと置かれているだけの質素極まりないものだったが、このDVDではエキストラ/ドクターX役などに俳優を起用、スクリーンも配置され、セットも凝った作りになっているのが特徴。当然、日本で演奏されなかった曲も演奏されている。演奏の質などは日本でのそれとほぼ同等と考えていい出来で、来日公演の興奮が蘇ると共に、日本におけるバンドの人気や地理的条件に歯軋りせずにはいられなくなる、と。

でも、来日公演に駆けつけるほど思い入れがない人がこの作品を楽しめるかどうかはやはり微妙だ。現在のサウンド(特にドラムとMike Stoneのギター)が80年代の作品である「I」には向いていないし、何より、主人公は青臭いジャンキーと娼婦なのに、それを演じているのはオッサンとオバちゃんだ。「I」に思い入れない人ならGeoff TateとPamera Mooreの揃い踏みを観て何て思うのだろか(2ちゃんでは「土俵入り」とか書かれていた)。「II」パートの微妙さについては言わずもがな(私は好きですけど)。彼らのライヴ音源に触れてみたいなのなら「Empire」のツアー時に「Operation:Mindcrime」を完全再現した「Operation:Livecrime」を観た方がいい。

とまあ、若いモン向けに忠告タレるのはこれくらいにして、このDVDサイコー!Pameraの声、もうちょっとレベル上げても良かったんでない?とか、GeoffとPameraの絡み(演技の話)がちょっとこっ恥ずかしいかも…とか、“Eyes Of A Stranger”のサビのフェイクはそりゃないぞとか、まあ思わんでもないが、Geoffのヴォーカルが放つ個性は相変わらず唯一無二だし、シスター・メアリーはPameraでなければならんのだ。“Eyes Of A Stranger”は生で聴いていて少し泣きそうになったが、DVDを観ていてもやはり少し泣きそうになった。

ちなみに、DVDのハイライトは2枚目のオマケに収録された生Ronnie James Dio降臨の図。還暦過ぎのちっちゃいおじいちゃんが爬虫類のウロコみたいな模様のレザー・パンツを履いて、体をクネクネ動かしながら物凄くデカい声で朗々と歌うサマは「動くRonnie」が実は初体験の私にとってはかなりインパクトのある映像でした。この人、ヘンなオーラ出まくり。

2007/07/14 Sat. 23:38  edit

Category: CD/DVDレビュー:Q

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

tb: 0  |  cm: 0

top △

コメント

top △

コメントの投稿

Secret

top △

トラックバック

トラックバックURL
→http://hishiryo.blog95.fc2.com/tb.php/44-5094c71d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △