Disillusion「Alea」(2016)

alea.jpg

私に大いなる衝撃を与えた2nd「Gloria」(2006)のインパクトの大きさ(一般ウケの悪さとも言う)ゆえか、その後パッタリと作品のリリースが途絶えていたドイツのDisillusion。ライヴの情報は公式サイトでポツポツと更新されていたので活動していることは確認できていたが、気が付けば「Gloria」から10年、ようやく待ちに待ったスタジオ音源の登場である。

10分20秒の長尺曲1曲のみ収録という特異なフォーマットで、せめて2、3曲入りのEPというワケにはいかなかったのか…とは思うが、贅沢は言うまい。マス・ロック的なリフや複雑な場面展開を織り交ぜたダークなヘヴィ・メタルに仕上がっており、「Gloria」ほどの奇抜さはなく、1stのファンだった人にも馴染みやすいと思われる(Voはデス声ではない)が、冒頭の不穏なSEやエンディングへ向かうパートで鳴り響くニヒルなトランペットに「Gloria」を通過したバンドの強烈な個性が垣間見える。

もう新譜のリリースは難しいと思っていたので、それがたとえ収録曲がたった1曲だったとしても、復活は嬉しい。なかなか出来も良いので、この調子で早期のアルバム・リリースも期待したい。


昨年12月のライヴ映像。「Gloria」収録の“The Black Sea”

0 Comments

Leave a comment