非思量

Ukandanz「Awo」(2016)

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ジャズやプログレのフィールドで活動していたフランス人ミュージシャン(G+Tenor Sax+Dr+Key)にエチオピア人歌手Asnake Guebreyesが加わって2010年に結成されたUkandanzの2nd。今作ではキーボード奏者が脱退し、代わってベーシストが加入して制作されている。

ラストに配された1曲を除き、1960~70年代に録音されたエチオピア楽曲のカヴァーだそうで、コブシのききまくった歌い回しはエチオピア音楽の個性のひとつらしいが、バックの演奏はと言えば、先鋭的なジャズ畑の人がロックを演奏した時の見本のような、装飾のない骨格むき出しなバッキバキのアンサンブル。

これとエスニックなグルーヴとの融合が驚きのシナジー効果を生み出しているのだが、新加入のBenoit Lecomteがこのゴツゴツしたサウンドの核になっており、随所でカクカクとキメまくりつつドラムが細かいフィルインを入れ、ラストは全員が一体となって疾走しだす“Tchuhetén Betsèmu”やつんのめるようなビートが気持ち良い“Endé Iyérusalem”のような、リズム隊がガッツリと前面に出てくる曲が聴いていて楽しい。

2013年に来日経験があるらしいが、ベーシスト加入後は来日していないようなので、再来日希望。この音はぜひライヴで体感したい。


Ukandanz“Tchuhetén Betsèmu”

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旧一呉太良 #-

こんにちは。
この組み合わせはインパクトありますね。
ちょっとジャコモっぽい熱さを感じました。
これだけアグレッシブな演奏なのに
全然負けていない。凄い。

2016/05/20 (Fri) 13:32 | URL | 編集 | 返信 | 

cota #-

Re: タイトルなし

いらっしゃいませ。

ジャコモというとBancoの人ですかね。イタリアのプログレはちょっと肌に合わなくて敬遠気味なのですが、確かに歌の熱さ(暑苦しさ?)は通ずるものがあるかも知れませんね。ジャズ界隈の人が本腰入れてロックを演奏すると結構とんでもないことになるのですが、歌もなかなかとんでもなくて、まあ凄いですよね。

2016/05/20 (Fri) 23:19 | URL | 編集 | 返信 | 

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