非思量

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06 2016

GoGo Penguin「Man Made Object」(2016)

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英国産ピアノ・トリオ、GoGo Penguinの3rd。

水曜日のカンパネラがNHKに出てきた時も驚いたが、新聞でGoGo Penguinの記事を発見した時はもっと驚いた。そんなに日本で認知度が高い人達だったん?新譜が出ることもその記事で知ったのだが、Dream Theaterの新作を買いに地元のレコード屋に行ったらその「Man Made Object」が置いてあってさらにビックリ。来日公演があると聞いて三度ビックリ。4/2,3両日にブルーノート東京で行われる由。是が非でも観に行きたいところであるがその週末は既に仕事の予定が入っているのであります。嗚呼。

国内盤の帯に曰く、GoGo Penguinの音楽は「アコースティック・エレクトロニカ」と称されているそうで、なんかもうツッコミ待ちとしか思えないネーミングだが、彼ら自身も「僕たちはアコースティック楽器でエレクトロニック・ミュージックを再現している」と述べている(ライナーより)し、前作「V2.0」の“One Percent”で私が感じたことも、端的に表現すればまさにそういうことなのかな、と。はじめは単に「いかにも今風なジャズ・ロック」ぐらいの雑な捉え方だったが。

リズム隊はせわしなく自由自在に暴れまわり、メロディックなピアノもそれにつられて熱を帯び、やがて曲はクライマックスへと達する。華麗でありつつもテンションの高い音楽である。前作は後半でムーディな雰囲気の楽曲が増えてややダレるところがあったが、今回は緊張感が最後まで持続しており、構成上の弱点は見当たらない。多彩な表情を見せる各楽曲の出来も上々。極上の完成度を誇りつつ直線的な荒々しさも顔を覗かせる、創造性がピークへ向かう途上にある様をリアルタイムで捉えた一枚。オススメ。


GoGo Penguin“All Res”(Live)

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