後藤浩輝の涙

「日曜準メインの男」

それが私の後藤浩輝に対するイメージである。一番好きな騎手に対してずいぶんな物言いだが。

データを取ったワケではないが、後藤がメイン、準メイン両レースで騎乗があるときの準メインでの勝率はかなり高いのではないかと思う。そして、その後の重賞では必ず飛ぶ。

だから、今日の準メインを勝ったことをテレビで観て知った時もイヤな感じがした。彼が騎乗するローエングリンの単勝で勝負すると決めていたからだ。でも今回はいつもとは違う。木刀事件の時に頭を下げて回ってくれた師匠・伊藤正徳師からの、かつてはコンビを組んで重賞を連勝しながらその後の駄騎乗で乗り替わりとなった馬への騎乗依頼なのだ。これで心中期する物がないワケがない。後藤を信じて単勝を購入。

果たして後藤はゲートを破壊せんばかりの超ロケットスタートを決め、ラスト1ハロンは12秒9もかかって後続の猛追を食らいつつも逃げ切ってしまった。あのスタートの瞬間に後藤の執念が集約されていたと言ってもいい。インタビューで「恩返しができた」と言っていた後藤は涙、涙。師匠である伊藤正徳師も目を潤ませていたそうだ。どこかで「後藤の嘘泣きに腹が立つ」とか書いている人がいたけど、人それぞれ色々あるんだから、そんな物言いはないのではないかな。たとえ馬券が外れたのだとしても。

私はこの単勝17倍が2月唯一の的中馬券。涙が出そうだ。

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