W.A.S.P.「Golgotha」(2015) 

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アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、W.A.S.P.の15枚目。「Babylon」(2009)があまりピンとこなくてその後全くチェックしていなかったんだが、その「Babylon」以降、6年間アルバムを出していなかった模様。

作風としては「Dominator」(2007)に近いか。「Babylon」に見られたロックンロール路線の曲はなく(今作はカヴァー曲もナシ)、全体的にシリアスな雰囲気。ただ、過去のシリアス路線作にあったような「世間にモノ申す」的ムードは希薄で、どちらかというと自己の内面に踏み込んだ、救済を求めるような歌詞が目立つ。30周年を迎え自らの来し方行く末に思いを馳せているような“Last Runaway”、相変わらず特異な声質ではあるものの昔と比べると随分カドが丸くなったBlackie Lawlessの声でこれを歌われると何とも感傷的な心持ちになる。この曲、好きだなあ。

何となく以前に聴いたことがあるようなメロディラインやフレーズがちょこちょこ出てくるのはご愛敬。その辺が「偉大なる二流」感を漂わせる所以だが、それを差し引いてなお、Blackie Lawlessが生み出すメロディは魅力的。前述の“Last Runaway”や、ラストに配されたタイトル・トラックを筆頭に、重厚な佳曲が揃った力作。ドラマティックなギターもアルバムの盛り上げに一役買っている。


W.A.S.P.“Golgotha”

2015/12/23 Wed. 16:04  edit

Category: CD/DVDレビュー:W

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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