茜「茜道中譚/Journey」(2014) 

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ゲーム・ミュージックの世界で活躍している小林早織(Key,Pf,etc.)と高橋由美子(Vo-女優の高橋由美子は同名異人)のユニット、茜の2nd。

Kristi Stassinopoulou「Taxidoscopio」(2006)やSzalóki Ági & Borlai Gergö「Kishúg」(2011)、あるいはAnna Pingina「Moy」(2010)「Ahimsa」(2013)といった、トラッド/フォーク・ミュージックとロック/エレクトロニック・ミュージックのハイブリッドが大好物の1つである私にとって「日本民謡+エレクトロ」は「絶対好きになれるはずだし誰かがやっているに違いないけどなかなかアンテナに引っかかってこないもの」だったが、やっとこさ見つかった。

伸びやかなメロディとヴァイオリン、トライバルなリズムが渾然一体となった“螺旋の森”、繊細なタッチの“ピリカ”“天竺道中譚”等々、楽曲の出来の良さがまず印象に残る。日本民謡をアレンジした曲も3曲収録されている。ダンス/エレクトロニカ色を強調してハードな装いを纏った“Avalon(Kozilek Remix)”(“りんごの島”のリミックス)や、ストリングスを配して荘厳になった“Pirika(Takahiro Izutani Remix)”といった、最後の方にボートラ的に置かれたリミックスものがより大仰な感じで良かった。

民謡調のコブシが効きまくった高橋のヴォーカルと重厚な演奏が織り成すエレクトロ・シンフォニック一大絵巻とでも申しましょうか。とにかく濃い。前述の諸外国の作品と比べても、まあ手法が似通っていても着地点が全く異なるので直接の比較は無意味だが、その濃ゆさは圧倒的。かなり良い。

2015/01/11 Sun. 23:29  edit

Category: CD/DVDレビュー:国内あ

Thread: 邦楽 - Janre: 音楽

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コメント

cota様 こんばんは

「日本民謡+エレクトロ」というのがあるとは。
初めて聴きましたがインパクトがありますね。
朗々と歌い上げるヴォーカルはまさしく民謡由来。
一方でメロディーには日本らしさはもちろんのこと、
ケルトやグレゴリアン・チャントの影響も感じられて
とてもオリエンタルな雰囲気。
なるほど、「Journey」と冠するのも納得の
おおらかな音楽でした。

GAOHEWGII #- | URL | 2015/01/25 02:49 | edit

Re: タイトルなし

書き込みありがとうございます。

私は「Yesみたいだな」と思いながら聴いていましたが、色々な要素を取り込みつつ自分の色で染めきってしまうVoが強烈だと思います。インパクトありますよね。

cota #- | URL | 2015/01/25 20:57 | edit

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