Steve Rothery「The Ghosts Of Pripyat」(2014)

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Marillionのギタリスト、Steve Rotheryの1stソロ(このアルバムの発売に先立ち、ライヴ盤が2枚リリースされている)。RotheryにG+Dr+B+Keyを加えた5人編成で録音されているほか、一部の曲でSteve Hackett(G)、Steven Wilson(G)、Riccardo Romano(12-String Guitar)が参加している。

Marillionにおいて確固たる存在感を築きつつも、サウンド面ではどちらかというと控えめで前に出過ぎることのないRotheryだが、驚いたことに自身のソロ・アルバムにおいてもその姿勢は貫かれている。ギタリストのソロ・アルバム(ちなみに全曲インスト)なのに、外連味たっぷりなプレイを聴かせるタイプではないことも含め、Rotheryのギターは楽曲における1パーツとしてさりげなくそこに在る、という感じ。

とは言え、例のエモーショナルなトーンは、程よい英国臭を帯びたアンビエント寄りのテイストを持つ楽曲群の中で渋い光を放っている。Marillionのアルファ波成分(そんなもん、あるのかどうか知らんけど)は主にRotheryが担っていたのか、と気付かされる心地良さが全編を支配している。一見薄味なのだが、とても良い。滋味掬(きく)すべき作品、という評価がピッタリなアルバム。


Steve Rothery“Morpheus”

4 Comments

GAOHEWGII  

cota様 こんばんは

マリリオンほどのダイナミズムはないものの、
後半に行くに従い、ギターが泣きまくり
じわじわと盛り上がっていく十分ドラマティックなインストですね。

90年代まであったギタリストのインスト作にも似た情熱がアツイ!



2014/10/19 (Sun) 17:08 | REPLY |   

柴山  

はじめまして

はじめまして。最近、「非思量」さんのページを発見し、いろいろと勉強させてもらっています。Steve Rotheryのこのアルバムは、ピンクフロイド「対」のようで、聴いていて気持ちいいですね。ちなみに、「非思量」さんが紹介しているアルバムで、小生が特に気に入ったのは、Jean-Philippe Goudeの"Aux Solitudes"です。

なにとぞよろしくお願いします。

2014/10/21 (Tue) 01:50 | EDIT | REPLY |   

柴山  

pink floyd 対っぽい

はじめまして。cotaさんのこのブログでいろいろと勉強させていただいております。

このアルバムは、pink floyd「対」のような感じでとても好きです。

引き続き、よろしくお願いします。

2014/10/23 (Thu) 01:17 | EDIT | REPLY |   

cota(管理人)  

Re: タイトルなし

お返事遅くなりました。すみません。

>>GAOHEWGIIさん
淡々としている中にも静かな熱を感じさせる、彼らしい作品だと思います。
曲がいいんですよね。

>>柴山さん
はじめまして。

「対」も聴いていて気持ちいいというか、心地よいアルバムですね。
歌がある分、よりポップな雰囲気ですけど。Floydは実はあれ1枚しか
持っていないのですが、あの作品は好きです。

「Aux Solitudes」は傑作ですよ!ジャケットのデザインはかなりアレ
ですけど(笑)。作品のチョイスから何から独りよがりもいいところな
拙ブログですが、楽しんでいただければ幸いです。

2014/10/24 (Fri) 21:07 | REPLY |   

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