Emler Tchamitchian Echampard「Sad And Beautiful」(2014)

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Andy Emler(Pf)、Claude Tchamitchian(B)、Eric Echampard(Dr)からなるフランス発ピアノ・トリオの3rd。

流麗なピアノが紡ぎ出すメロディに身を委ねたくなるアルバム…ではあるのだが、突如各楽器が縦横無尽に暴れまわるアンサンブルでその穏やかな空気を破壊しにかかるユニークさが特徴。緊張と緩和の対比というか、錯綜がなかなかに一筋縄ではいかない感じ。“A Journey Through Hope”や“Elegances”でその傾向が顕著で、ドラムが突然物凄い手数で暴れ出してあっけに取られる展開が。

Andy Emlerという名前、どこかで見たことがあるような…と思い部屋のCDラックを漁ってみたらAndy Emler Megaoctet名義の「West In Peace」という2007年発の作品が出てきた。Emlerを含めて9人の大所帯で、改めて聴きかえして見るとチェンバー・ロック風味が結構強い作品だったのだが、「Sad And Beautiful」もやはり、ジャズ・ロックというよりはシリアスなチェンバー・ロックのテイストが結構色濃く表れている。

美しいメロディと怒涛のアンサンブルでもってジャズ・ロックとチェンバー・ロックを行き来する作風はなかなかに私好み。トリオ編成ならではの緊張感というか、引き締まった空気が一貫して流れているのも良い。


Emler Tchamitchian Echampard“Last Chance”

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