A Sense Of Gravity「Travail」(2014) 

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シアトル出身6人組の1st。CDをいくら探しても見つからなかったのでiTunesで購入。このデジタル配信というものが未だに馴染めなくて時代に取り残されている感がひしひしと。今調べたらバンドキャンプで販売されていることに気付いたが、さすがにもういいや。

ザクザクグギャグギャと小難しく動き回るギターにグロウルが乗る、Djent系なる言葉で括られるバンド群の1つということでよさそう(但しノーマル・ヴォイスも多用)だが、興味深いのはサウンドの多様さ。イントロからAメロにかけてラテンの空気を纏う“Weaving Memories”や、しっとりとしたピアノをフィーチュアした“Breakthrough”といった毛色の異なるナンバーがアルバムに彩を添えている。

それ以外のヘヴィなナンバーでもキーボードが割と目立つ音作りで、前のめりに突進するナンバーでもどことなく柔らかい手触りを感じさせる部分があったり。“Ration Reality”ではKeyがソロを取ってるし。割とモロにジャズ・ロック~フュージョンのテイストを感じさせるインスト“Trichomillomania”のような曲もあり、メタリックな禍々しさとフュージョン寄りの爽やか成分という、対照的な要素の配合具合を曲ごとに変えることでアルバムの濃淡を演出している。

デジタル配信だとどうも腰を据えて聴こうという気が置きにくく、このアルバムも何となく1,2回聞き流してピンと来ずそのままになっていたが、ふとしたきっかけで聴き返してみると意外と面白かった。このテのアルバムにしてはあまり聴いていて疲れる感じはしない。モロに変態という言葉を連想させる音楽性ではないが、変わってるなあ、とは思う。


A Sense Of Gravity“Stormborn”

2014/05/25 Sun. 00:33  edit

Category: CD/DVDレビュー:S

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

tb: 0  |  cm: 2

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コメント

はじめまして 

cota様 
はじめまして こんばんは
GAOHEWGIIと申します。

ジェントって言葉、初めて知りました。
勉強になります。

デジタル配信のみ、ってタイトルは洋楽では多くなってしまいましたね。自分はcotaさんと同年代ですがいつの間にか慣れてしまいました。CDRに落として、ジャケを付けて、と手間を掛ければ少しは違いますよ。(それでもパッケージの愛着には及ばないですが)

GAOHEWGII #- | URL | 2014/05/25 17:46 | edit

Re: はじめまして 

はじめまして。書き込みありがとうございます。

Djent、実は私もこの言葉を知ったのは割と最近で、
要はテクニカル・デスとかプログレ・デスのことで、
音楽的に新しい概念ではない、というのが私の解釈
なのですが、ちょっと使ってみたくなったので
使ってみました(笑)。

>CDRに落として、ジャケを付けて~
いやあ、さすがにそこまではようしません。というか、
したところでそのCDRに愛着は湧かないでしょう。
結局、カタチのあるモノがあればいいという話ではなく、
「商品」が欲しいのだと思います。

cota #- | URL | 2014/05/26 22:30 | edit

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