Kristoff Silva「Deriva」(2013) 

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ブラジルはミナス・ジェライス州出身のミュージシャンを「ミナス派」と呼んだりするそうだが、そのミナス・ジェライス州出身であるKristoff Silvaの2ndアルバムがこの「Deriva」。この人の作品を聴くのは初めて。

ミナス派というのがどういう傾向の音楽を指すのか、ネットで調べてもハッキリとは輪郭がつかめなかったが、「Deriva」を聴くと「繊細」「洒脱」といった言葉がまず浮かんでくる。柔らかい声質でボサノヴァ~ジャズを思わせるメロディをサラッと歌い上げており、はじめはそこにしか耳が行かなかったのでまるでピンと来なかった。

が、インストに耳を傾けると、ふんだんに投入されている電子音がなかなかに刺激的であることに気付く。歌メロだけならこじゃれたカフェでかかっていてもおかしくない雰囲気だが、ソフトな歌モノのアルバムとして機能しつつ、時に深淵を覗いているような感覚を味わえるのが大変面白い。3曲目の“Durantes”ではラストでYes“Heart Of The Sunrise”の一節が。あ、コチラ側の方でしたか。

自分にとってそれまでに出会ったことのない音楽に出会うと「最初の一回目は全く馴染めなかったけど二回目以降、突如としてハマる」ことがまれにある。もういいトシなのでこういう経験は随分ご無沙汰だったが、このアルバムで久しぶりにこの感覚を味わった。オススメ。


Kristoff Silva“Acrylic On Canvas”
この曲はアヴァン色はかなり控えめ。

2014/02/06 Thu. 21:24  edit

Category: CD/DVDレビュー:K

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

tb: 0  |  cm: 2

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コメント

なぜか

どことなくボサノヴァな雰囲気があるなぁと思いつつ。サイゴン・キックを思い浮かべてしまいます…

シュン #fZQeSxjk | URL | 2014/02/07 23:47 | edit

Re: なぜか

ボサノヴァって発祥の地ブラジルでは懐メロor日本で言う演歌枠に入る音楽らしいんですけど、YouTube動画の曲のメロディはそういう風には取られないんですかねえ。どうでもいいといえばどうでもいいんですが本国でどういう聴かれ方をしているのか、少し気になります。

サイゴン・キック、名前だけは知っているのですが…。

cota #- | URL | 2014/02/09 10:58 | edit

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