Scott Stapp「Proof Of Life」(2013)

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Creedのシンガー、Scott Stappの「The Great Divide」(2005)以来となる2ndソロ。

前作のことをCreedの再結成作「Full Circle」(2009)のレビューで「煮え切らない音像のCreed」と表現した。要はヴォーカルと他の楽器のバランスが悪い(ヴォーカルが前に出過ぎ)でグズグズした感じだったのだが、新作は段違いに聴き易くなった。プロデューサーが替わったのが大きいのかな…と思ったらHoward Bensonて「Full Circle」でもプロデューサーやってた人か。

曲調にも変化が。前作の大仰かつ荘厳、何を歌っているのか分からなくてもやたら説教臭く感じるStappワールドがやや影を潜め、「Full Circle」からMark Tremonti色を取り除き、コアでないリスナー向けに仕立て直したような作り。シングル・カットされた“Slow Suicide”はCreedのイメージを残すヘヴィな曲だが、“Proof Of Life”のアコギ+6拍子+サビ最後の部分のハーモニーなどはアメリカン・ロックの王道ど真ん中を感じさせる。全体を通して重苦しさは感じられない。

勿論、ポスト・グランジの人なのでヘア・メタルのような陽気なサウンドになったりはしていないが、「Full Circle」に収録されていた“Rain”のようなカラッとした表情が窺える瞬間というのは結構ある。“Rain”も好きな曲なので個人的には問題なし。刺激的ではないが洗練された良盤。


Scott Stapp“Slow Suicide”

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