Exivious「Liminal」(2013)

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Cynicの元メンバーを含むテクニカル・フュージョン・メタル4人組の2nd。1st「Exivious」(2009)をリリース翌年に購入した時点で確か公式サイトに「Exivious no longer exists.」と書かれていたので1stを「プロジェクト第1弾にしてラスト作」と書いたが、この度めでたく2ndがリリースされた。

音楽的には1stからあまり変わっていない。サウンドはモロにメタルだが、低音をゴリゴリさせて飢えた肉食獣よろしく襲い掛かってくるような荒々しさではなく、フュージョンのような軽やかさでアンサンブルと随所で炸裂するキメで埋め尽くされた曲をサラッと聴かせる作風。元々Cynic風味というのはそれほど感じられなかったが、今は亡き(と思いきやWikipediaに「In 2013, the band announced a reunion with a new album in the works. 」との記述が)Canvas Solarisからビザールな要素を取り除いた音、と表現したほうが近い。

あまりガッついた感じがなく、ジャズ・ロック度がやけに高いが変態度は案外低めというか。聴いた後の印象としては「優雅」という言葉が一番しっくりくる。4曲目の“Deeply Woven”はソプラノ・サックスのソロをフィーチュアしていて大変カッコいい。ソプラノ・サックスという、メタルとの親和性が高いとは思えない(Dream Theater“Another Day”でも登場するが、あれは曲調としてはAORだし)楽器と何の違和感もなく共存しているのが、Exiviousの音楽の特異性を表していると思う。


Exivious“Deeply Woven”

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