The Gathering「Afterwords」(2013) 

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ノルウェーの女性Vo、Silje Wergelandが加入してから3枚目となるオランダのThe Gathering新作。

今回はやや趣向を変えた作風で、前作「Disclosure」(2012)収録曲のアレンジ違いが1曲、リメイクが4曲、新曲3曲、Tony Mansfield“Areas”のカヴァーで全9曲、さらに新曲のうち唯一ヴォーカル入りの“Afterwords”は初代VoのBart Smitsが歌っているという、純然たる新作と言うよりは企画盤然とした佇まいを見せている。

…のだがこれがなかなかに気合が入った作りで、中期以降のサウンドの核となっているFrank Boeijen(Key)の趣味全開なのか、リメイク曲は原曲を大胆に解体、再構築されている。“I Can See Four Miles”のリメイク“Echoes Keep Growing”をCD購入前にYouTubeで聴いた時、それがリメイクだと気付かなかったぐらい。“Heroes For Ghosts”のリメイク“Bärenfels”に至ってはJacob Johannssenなる男性のスピーチをフィーチュアしていてほぼ別の曲といってもいい。

打ち込みのリズムやディープな表情を見せるサウンドスケープはダークウェーヴ的な神秘性を現出させていて、Bart Smits参加のタイトル・トラックはDead Can Danceみたい。Smits、The Gatheringの1stではデス声で歌っていたのにここではグロウルは封印、やたらと渋みのある声を聴かせている。“Gemini III”以外でのSiljeのヴォーカルが「楽曲の1パーツ」的扱いに留まっていることもあり、この曲がアルバムで最もインパクトがある。

Silje加入後の「The West Pole」(2009)及び「Disclosure」はいずれも充実した作品だったが、その2作のサウンドを深化させつつ異なる味わいを持たせており、バンドの作品という感じはあまりしないが、これはこれでかなり良い。


The Gathering“Echoes Keep Growing”

2013/11/17 Sun. 10:53  edit

Category: CD/DVDレビュー:G

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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