James LaBrie「Impermanent Resonance」(2013) 

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Dream Theaterのシンガー、James LaBrieのソロ。前作「Static Impulse」(2010)と同一メンバーで録音されており、Peter Wildoer(Dr)のグロウルがまず飛び込んでくる冒頭の“Agony”に代表されるエクストリーム・メタルとメロディックなプログレ・ハード寄りのスタイルが共存するスタイルも前作同様。

その“Agony”を発売前に聴いて「今回は前作の劣化盤かなあ…」とあまりポジティヴな気持ちにはなれなかったのだが、作品の出来としてはむしろスケール・アップしていて嬉しい驚き。ソングライター陣に元SoilworkのPeter Wichersら北欧勢が名を連ねているからなのかどうなのか、全体にほんのりと(曲によっては明確に)北欧的な透明感が漂うようになっている。

最も顕著なのが“Back On The Ground”。これはMatt Guillory(Key)1人で作られた曲だが、LaBrieのヴォーカルが冴え渡る、とてもメロディックな曲に仕上がっている。後半に並んでいる重厚な“Destined To Burn”~繊細な“Say You're Still Mine”~哀感漂う“Amnesia”のバラード調3連発も、それぞれタイプの異なるキャッチーなメロディを聴かせる。この流れはとても好き。

力入りすぎなアレンジ(特にドラム)も相変わらずだが、直線的過ぎたサウンドがアレンジの妙で多少なりとも柔らかな色彩を帯びるようになっているし、何より焦点がLaBrieの歌に向けられているのが好ましい。直接比較してもしょうがないが、LaBrieの歌唱を堪能するならDream Theaterよりもコチラですよ。


James LaBrie“Back On The Ground”

2013/09/06 Fri. 19:52  edit

Category: CD/DVDレビュー:J

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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