Brandt Brauer Frick「Miami」(2013) 

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ドイツの3人組人力ミニマル・テクノ・ユニットによる3rd。

The Brandt Brauer Frick Ensemble名義の前作「Mr. Machine」(2011)は1st「You Make Me Real」(2010)収録曲を大人数のアンサンブル編成で再録音することが主目的となっているような作品で「これでもう目一杯かな?」と思ったが、どうやらアイデアの引き出しにはまだ奥行きがあったようである。

単調な4つ打ちのリズムがダンス・ミュージックであることを主張しているが、相変わらず享楽的なノリとは無縁、電子音に頼らない重層的なサウンドでチェンバー・ロック愛好家にアピールするその曲調はさらにダークかつ複雑さの度合いを増している。さらにゲストVoにJamie Lidellを起用した“Broken Pieces”のようにダーク・チェンバー然としたトラックを従えつつソウルフルな歌モノになっているものまで。“Verwahrlosung”はレコメン系にもアピールしそうな気がする。

半分以上の曲で起用されたゲストVoの存在が決め手となってソウルのフレーヴァーが漂うミニマル・ダーク・チェンバーという奇っ怪なシロモノに仕上がっており、当の本人たちがどう思っているのかはわからないが、私の耳には(様式としてのそれではなく)「プログレッシヴ」な音楽に聴こえて面白い。予想外の成長振り。


Brandt Brauer Frick feat. Om'Mas Keith“Plastic Like Your Mother”

2013/07/15 Mon. 22:21  edit

Category: CD/DVDレビュー:B

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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