Queensryche「Q2K」 

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Megadeth新譜のレビューを書くつもりだったのだが、現時点での感想は「何じゃコリャ」で何とも書きようがないので、GWに実家近くのタワレコでゲットしたQueensrÿche「Q2K」リマスター盤についてでも書いておこうか。「ソッチのほうがよっぽど『何じゃコリャ』やんけ」とか言うの禁止。

「Q2K」は1999年に発表されたアルバムで、当時のQueensrÿcheは「Hear In The Now Frontier」の後に曲作りの重要な核を担っていたChris DeGarmo(G)が抜け、さらにレコード会社からドロップされるというハードな状況で、新たにKelly Gray(G)~Candoleboxのプロデューサーを務めた人物で、Geoff Tate(Vo)のアマチュア時代の盟友らしい~を招き、新しいマネージメントと契約して作られたのが「Q2K」なワケだが、Geoff Tateの歌詞は、何かすがりつくものを探しているような、今読み返すと痛々しさを感じさせるものが多い。

リマスター盤に添えられたGeoffのライナーによると、Kelly及び彼の周りの人間が「制御の利かない状態」で「Kellyが在籍している間ほど、大量のドラッグやアルコールが消費されていくのを見たことはない」そうで、その後のツアーにおける状況もかなりハードだったようだ。その後脱退したKellyについてはGeoffが「Tribe」リリース時のインタビューで「正式メンバーではなかった」というコメントを残しており、また、その後のライヴ盤「The Art Of Live」でも「Q2K」の曲は一曲も選ばれておらず、その冷淡な扱いぶりが引っかかったものだが、あの時期についてはあまりいい記憶がないのだろう。

「Promised Land」「Hear In The Now Frontier」という問題作2連発(私は両方とも好きですけどね…)をくぐり抜けた人たちにも評判が良かったとは言いがたく、にも関わらず2001年に来日が発表され「なんでこの時期に?」とみなの首を傾げさせたと思ったら延期→中止になるといったゴタゴタもあり、まさに「冬の時代」を象徴するような1枚と言えよう。

ただ、このアルバム、個人的にはそんなに嫌いじゃないんよね。繊細なバラード調の“When The Rain Comes...”やGeoffの表現力が豊かすぎる中音域を堪能できる“Liquid Sky”など、平坦ではあるし彼らの水準とすれば満足は出来ないが、コンテンポラリーなアメリカン・ハード・ロックとしては意外と聴ける。リマスター盤にはボーナス・トラックを4曲収録。そのうち未発表曲の“Until There Was You”“Howl”(前者は広がるのあるサビが印象的なバラード、後者は「Empire」の楽曲をラフにしたようなハード・ロック)については「この曲が加わることによって、アルバムが完成したように感じる」「当時、何故収録されなかったのかは本当にわからない」とGeoffも述べているように、結構良くできている。特に“Until~”は是非収録するべきだったのではないかと思うのだが。

私が買ったリマスター盤は昨年リリースされた輸入盤で、日本でもこの6月にリリースされる予定。90年代中盤~後半で脱落した人が「Operation:Mindcrime 2」で復活→ライヴを観た後にたまたまこの作品をみかけて購入→( ´Д`)な人が続出しそうな予感すら漂うが、それはともかく国内盤には未発表曲の歌詞も載せていただきたいところ。私が買った輸入盤には載っていないのだ。なんでこういうトコロで詰めが甘いかなあ。

2007/05/13 Sun. 00:02  edit

Category: CD/DVDレビュー:Q

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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