The Gathering「Disclosure」(2012)

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オランダの元(?)ゴシック・メタル・バンドの10th。前作から加入したSilje Wergeland(Vo)も引き続き参加、メンバーの変更はない。

前作「The West Pole」(2009)から音楽性は表面的にはそう変わっておらず、夢と現を行き来しているような浮遊感や幻想感のあるサウンドの中を、Voがひらひらと舞うように歌っている。前作の“Treasure”“A Constant Run”のような鮮烈なメロディを持つ曲がないため、「Home」(2006)の内省的なムードが再び色濃くなっているようにも感じられる。

トリップ・ホップ~サイケデリック的音像の中に時折浮かび上がるグルーヴ感が目新しいが、どこか神秘性を感じさせるバンドの個性をAnnneke Van Giersbergenがいなくなっても保っているのは大したものだと思う。昨年PVが公開された“Heroes For Ghosts”が一番好きだが、トランペットが寂寥感を演出していて、割とストレートにロックしている曲が目立った前作と今作の違いをクッキリ浮かび上がらせている。なんとなくクセになる音。


The Gathering“Heroes For Ghosts”

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