非思量

ARTICLE PAGE

03 2011

Daughtry「Break The Spell」(2011)

breakthespell.jpg

デビュー作に続いて2作目となる前作「Leave This Town」もビルボード1位を獲得したDaughtryの3rd。ビルボード初登場順位は8位を記録している。

前作「Leave This Town」レビューで書いた「ミドル・テンポがメインで分厚いコーラスとソコソコの音圧で押してくる、コッテコテの正統派ど真ん中アメリカン・ハード・ロック」路線に一点の翳りもない。ギター・ソロがほとんどない、Chris Daughtryのヴォーカルを中心に据えた楽曲が詰め込まれた全12曲44分のコンパクトなアルバムだ。

CDが届いてからまず作曲クレジットをチェックしたが、今回はChad Kroegerとの共作はなし。米国ではNickelbackの新作とリリース日がモロにバッティングしているので多分ないだろうと思ってのことで、まあ実際なかったのだが、音楽性が似ているDaughtryがどういう意図で発売日をNickelback同じに設定したのか、少し不思議ではある。勝てると思ったのだろうか。Daughtry8位に対してNickelbackが初登場2位なので、完敗してるけど。

まあChris DaughtryのヴォーカルはChad Kroegerの暑苦しいそれとは一線を画するソフトなJon Bon Jovi系なので、その辺りでリスナー層の棲み分けが出来ているのかもしれない。それはともかく、1stでピークを迎えてしまったミュージシャンの宿命か、徐々にパワーが落ちてきている気がするが、それでもメロディはまだ十分すぎるほどキャッチー。むしろ円熟味が聴き易さにつながっているようにも思える。新作について言えばNickelbackよりコッチの方が好き。


Daughtry"Crawling Back To You"

0 Comments

Leave a comment