Brandt Brauer Frick「You Make Me Real」(2010)

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Daniel Brandt、Jan Brauer、Paul Friendrich Frickの3人からなるドイツ産ユニットの1st。

一言で言ってしまえばテクノ・ミュージックなのだが、聞こえてくるのは電子音ではなく、人力による演奏。ジャケットには具体的なクレジットは載っていないが、下に貼り付けた"Bop"の動画を見ると、ピアノにパーカッション、鉄琴、ベース・シンセ等、様々な楽器が使用されている。コチラの記事によるとBrandtは映像作家でもあるマルチ・クリエイターだそうで、この動画もBrandtが手がけたもの。


音楽番組をパロッたような構成で、何故か日本語の字幕付き。

彼らの音楽性をテクノと書いたがミニマル・ミュージックを主体とした現代音楽的なアプローチが特徴で、享楽的なノリよりもストイックなムードが強く、ソリッドな音像は私のようなシリアスな音を好むプログレッシャーにとって心地良いものである。"Paparazzi""R. W. John"では一瞬Nik Bärtschの音楽かと錯覚する瞬間も。ああいう複雑怪奇なリズムのアプローチは採っていないので適切な表現ではないかも知れないが。

かと思えばKraftwerkに通ずるポップな一面を垣間見せることもあり、アヴァンギャルドでありながらキャッチーさも備えた秀逸なアルバムである。ミニマル好きを自認するなら是非。

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