聖飢魔II@グランキューブ大阪(2010/09/30) 

10年来、参戦(彼らの流儀に従えば「参拝」)したいと願いつつ思いが叶わなかった聖飢魔IIのライヴ(彼らの流儀に従えば「大黒ミサ(だいくろみさ)」)。やっとこさ生で観ることができた。今回はそのライヴレポ。長いよ。

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開演前に自席近くから撮った写真だが、見晴らしええわー。いやそうじゃなくて、ステージ遠っ!目が悪いこともあり、ステージ上の細かい動きはほとんどわからずじまい。私の隣に座っていた女性はオペラグラス片手で鑑賞していたが、なぜ自分もそれを思いつかなかったのかと歯軋りすることしきり。しかしオペラグラスをかざしつつ拳を上げるのもなんかおかしいわなあ…。

ライヴは2部構成。セットリストは割愛するが、現時点でどの会場も同じ曲を同じ曲順で演奏しているようなので、これからライヴを観る予定の人には曲がわからないように(ただ、文脈からある程度曲名が特定できるケースがあることをお断りしておく)、また、既に観た人にはどの曲を指しているかわかるように「第○部の○曲目」という感じでそれぞれの曲について触れていきたい。但し、演奏しなかった曲の名前はバンバン出します。ちなみに、私は某所で既にセットリストをある程度把握した状態でかつ「大阪は2日目なんだから少しぐらい曲目変えてくれないかな」という期待を持ってライヴに臨んだ。その辺りを汲んで読んでいただけるとこれ幸い。

第1部の3曲目、前口上の場面。閣下から「後押しが欲しい」というような文言が出てきた(「背中を押して欲しい」だったかも)ので「これはひょっとして新曲"Babies In Their Dreams"が来るか!?」と内心色めき立ったが、次第にいつも通りの文句から事前の情報どおりの曲へ。

第1部の4曲目から3曲はキーボードの出番が少ない曲が続き(というか、全般的にキーボードは控えめだった)、怪人松崎様の担当はサポーティング・キーボードからエア・ギターに(メンバー紹介でも「On supporting keyboard and air guitar」と紹介されていた)。

第1部は7曲で終了、エンディングのソロを弾き終えた松崎様のアナウンスと共に15分程度の休憩に。ここまで開始から1時間程度。えらくアッサリしているな、と思ったが…。ちなみに休憩中のBGMはRX。

今更言うまでもないが、閣下のMCの面白さは鉄板。さだまさしではないが「閣下のしゃべりを聴きにライヴに行く」という選択肢も十分アリだと思う。他のバンドがどうだかは知らないが、定番のネタにしょーもない(けど必ず笑える)フックを必ず仕込んでくる。そして予め仕込んであるのかその場のアドリブでやっているのかわからないようなトークでさらに畳み掛けてくる。

ちなみに他のメンバー(彼らの流儀に従えば「構成員」)も実は面白い。この日の第2部開演前の場内放送担当はギタリストのルーク篁(たかむら)。「(携帯の電源を切る等の諸注意の後)守れない人は、殺します!」とあくまで爽やかに言い放ったり「非常時には係員の指示に従ってください」と言った後に「ミサ中は閣下の指示に従ってください」と小ネタを交えたりして会場を沸かせていた。

第2部は超定番のオープニングのインスト→速い曲という流れ。速い曲と言えば、この流れに相応しい曲は演奏された曲以外にも"The End Of The Century"とか"地獄の皇太子は二度死ぬ"等があるので、できれば差し替えて欲しかったなー、というのが本音。

最初の方のMCで閣下は「今日はこのツアー初めての連荘だが昨日より調子がいいかも」「調子がいいがどこまでもつかはわからん」「調子がいいうちにここで止めるか」というようなことを言っていたが、第2部7曲目あたりはさすがにキツそうな場面が。この曲、キー高いからねー。しかし閣下は決してフェイクに逃げないしどうにかこうにか持ち直してくる。観客に歌を任せてしまうようなマネもほとんどない(第2部の5曲目、サビの曲名部分ぐらい?このあたり記憶が曖昧)。調子も良かったのだろうが、偉い。

偉いといえば、年をとったメタル・バンドにありがちな「速い曲のスピード・ダウン」が全くない。これは素晴らしいことである。

第2部の5曲目、冒頭でライデン湯澤のバスドラに合わせて閣下のコール&レスポンス。これがあるとどうしても"Big Time Changes"への流れを期待してしまうのだがあれはエース清水あっての曲なので「まあ、ないだろうな」と思っていたら案の定別の曲。”Big Time~"よりコッチの方が好きではあるのだが。

第2部の8曲目はルークの時間!

続く9曲目はジェイルの時間!もしかすると、今の聖飢魔IIで最も盛り上がる曲がこの曲ではないだろうか。冒頭、ドラムが走り気味だった気がするが2番でキッチリ修正していた。ここで本編終了。

かなり長い時間じらしてアンコール。1曲目はこの日演奏された曲の中で、再集結後の再録アルバムに収録されていない2曲のうちの1曲。私が聖飢魔IIにハマッたキッカケであり、未だに生涯ベスト・チューンのトップ3に入る曲なので、これが聴けてうれしい。極端な話、この曲さえやってくれれば残りが全曲「PONK!」からでも良かった。ごめん、さすがにそれはウソだ。しかしこのとき、前の席の背とフロアの間にたてかけてあった傘が倒れて前席の背とフロアの間に落ち込んでしまったことに気づいて曲にイマイチ集中できず。私の人生、こんなんばっかのような気がするぞ!

アンコール2曲目は定番中の定番で大団円。聖飢魔IIに限った話ではないが大阪の盛り上がりは今回も凄かった。閣下の「あー、楽しかった!」という言葉と共にメンバーはステージを去り(この時のBGMはダミアン浜田のソロ!)、閣下の場内放送トークで終了。この時点で10時20分。結局3時間やりやがった!全然アッサリしてない!結局、明石大橋を渡って帰宅したのは日付も変わった午前1時半前だった。今朝はマジで辛かった。

さて総括。閣下のヴォーカルはところどころ危うい場面があったものの、コンディション自体は良さそうだった。俺たちロッカー!イエー!なギタリスト2名も「艶のあるジェイルと直線的なルーク」というキャラ分けがきちんとなされており、リズム隊は磐石の鉄壁ぶりを発揮。タイトな演奏と軽妙な笑いで満たされた、素晴らしいショウだった。

セットリストについては、曲目を日替わりである程度いじれるスポンテニアスさがこのバンドの魅力の1つだと個人的には思っているだけに「再録アルバムに入ってない曲も含めて別の曲をもっと!」「"魔界舞曲"ぐらいならできるだろー」などと思わないでもなかったが、ルークが高見沢俊彦のツアーにも参加していて多忙を極めていたこと、長いブランクを経て再加入のジェイルにとってはほとんどが「新曲」であることを考えれば止むを得ないだろう(この後セットリストが変わったらこの部分は単なるアホ丸出しの文章になる)。

恐らく私にとっては最初で最後のナマ聖飢魔IIになると思うが、あー、楽しかった。

最後に、ライヴ前に1人でぼんやりしていた私に話しかけてくれて休憩時にはウェットティッシュをくれ、さらには倒れてフロアと席の間に落ち込んだ傘を自分の折り畳み傘のヒモ部分で引っ掛けて取ってくれた、広島と大阪2Daysに参戦した岡山在住の男性にお礼の言葉を(見てないと思うけど)。あなたのおかげでライヴの楽しさが3割増になりました。最後は出口へ向かう人の列に飲み込まれてちゃんと挨拶できませんでしたが、どうもありがとう。

2010/10/01 Fri. 22:45  edit

Category: ライヴレポ、雑記等

Thread: LIVE、イベント - Janre: 音楽

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コメント

Re: 聖飢魔II@グランキューブ大阪(2010/09/30)

私は2階のど真ん中あたりで観てました!

いやー、ほんとに楽しかった。
でも楽しかっただけに、もっと観ていたいという思いがこみ上げてきて、
上手くは言えないけど、なんか物足りない寂しい気持ち。

結果的には不完全燃焼気味です。

ロックは無用 #- | URL | 2010/10/02 01:12 | edit

Re: 聖飢魔II@グランキューブ大阪(2010/09/30)

楽しかったです。楽しかったのですが、いつかどこかで目に
した某ビッグ年寄りミュージシャンのライブ評にあった「MC
の一字一句まで(同じ会場であった)昨日と同じ」という
言葉が頭に浮かんで離れないライヴでした。私みたいに1回
コッキリならそれでも問題ないけど、昨日(あるいは別会場)
観た人はどうだったんでしょ。でも皆盛り上がっていて
「皆、大人だなあ」と妙な感心をしてしまいました。

まあしょうがないと思いますけどね。恐らくどこかでゾッドが
出てくるはず(笑)なので、そこでは少し変わると思います。

そういえば帰り道で堂島大橋を渡っていたら、ツアースタッフが
グランキューブの全景をカメラに収めていました。できれば大阪が映像化
されるといいのですが場内のカメラは1台しか発見できなかった
のでドキュメントか何かで使うんでしょうかね。

cota(管理人) #BqEwgRj. | URL | 2010/10/02 20:55 | edit

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