How We Live「Dry Land」

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この時期になると、毎年のように春の陽光の中を漂うひんやりとした空気がSteve Hogarthの声とマッチしている、いう話を書いているのだが、今年は寒かったと思ったら急に生暖かくなってしまったりで、そういう雰囲気を味わうヒマもない。

それはともかく、今日はそのHogarthがMarillionに加入する前にやっていたHow We Liveというグループが1987年に残した唯一のアルバム「Dry Land」をご紹介。

穏やかで繊細な中にも力強さを秘めた声を持つHogarthを前面に据えた爽やかなポップ・ソング集で、時代の趨勢に合わせてやや陰鬱なムードのある今のMarillionよりも馴染みやすい楽曲が並ぶ。

バックの演奏をMarillionに差し替えたら、Hogarthが加入して最初の2枚(「Seasons End」「Holidays In Eden」)に収録されていてもおかしくなさそうな雰囲気の曲も多く、派手さはないが出来も悪くない。実際、タイトル・トラックの“Dry Land”がほぼそのままの形でMarillion「Holidays In Eden」アルバムに再録されている(あと、ボートラの“Simons Car”の一部がやはり「Holidays~」収録の“Cover My Eyes”に流用されている)。

レコード会社のプロモーションが貧弱だったこともあってヒットには恵まれなかったが、それが後のMarillion加入に繋がるのだからわからんもんである。Hogarth、How We Liveがポシャった時に音楽業界から足を洗おうかと考えていたらしいが。


How We Live“All The Time In The World”
Hogarthが若い&映像の口パクと音楽が微妙に合っていなくて気持ち悪い。

marillion.com(「How We Live」購入ページ)

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