Blues Control「Local Flavor」(2009)

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ある年齢層の日本人なら「リアル餃子(チャオズ)!」と叫びたくならないこともないジャケットの、NY産男女2人組ユニットによる3rd。過去作は未聴。

年度はじめで職場がバタバタしている時に届いたブツで、少し落ち着いてきたところでいっちょ腰を据えて聴くか…とヘッドホンをつけて再生ボタンを押したら恐ろしく音の分離が悪いモコモコしたローファイなサウンドが流れてきて腰が抜けた。いくら2万円台のワイヤレスヘッドホンだからってこれはないだろう。この後に続けてHarmoniaの1st「Musik Von Harmonia」('74)をかけても全く違和感を感じさせないという…。わざわざ言うまでもないだろうが、狙ってやっているんだろうな。

Harmoniaを引き合いに出したが、古臭い音色の単調なビートにミニマルなフレーズが絡み、かと思えばキラキラしたピアノがゆらめくアンビエントやら引きずるような音色のドローンがぐわんぐわん鳴り響いたりで、音楽性も70年代前半のジャーマン・プログレが持つホンワカホンワカラリパッパな空気に通ずるものを感じる。まあルーツというか元ネタは確実にこのへんでしょうな(実はドイツのプログレに暗いのであまり自信がないんだが)。そんな中で他の曲とは多少色合いを変えているのが1曲目の“Good Morning”。ノイジーなギターや暴れまくるピアノ、途中から切れ込んでくるサックスがMarilyn Manson“1996”(いきなりこんな例えですいません)のような破天荒さを感じさせてやたらとカッコいい。

「今どきあえてこんな音を出して喜んでるヤツっているんだなあ」ということがわかっただけでも勉強になった(まあ他のジャンルでも似たようなモンかも知れんが)が、曲そのものが持つインパクトはなかなかのもので、残業後のイヤな疲れが溜まっている時に酒を飲みながら聴くとハマッてしまう妙な中毒性がある。なんだかわからんけど凄い物件を掴んだ気分。


Blues Control“Good Morning”

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