Crimson Jazz Trio「King Crimson Songbook Volume One」 

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前回のエントリーで書いたDream Theaterのトリビュート・アルバム 「The String Quintet Tribute To Dream Theater」を聴いて頭に浮かんできたのが今日紹介するThe Crimson Jazz Trio(以下CJ3)の1st。2005年リリース。

「The String Quintet Tribute To Dream Theater」は原曲を極力崩さない形のアレンジがなされていて、良くも悪くも驚きを覚える場面というのはあまりないのだが、例えば“Overture 1928”“The Dance Of Eternity”のエンディングは、実際には次の曲にシームレスでつながるのでそのままだとぶつ切りになる部分までそのまま演奏しているところなど、ちょっとそれはどうなんだろう、と思わないでもない部分も散見されるワケだ。

まあ、ヘタにいじるとそれはそれでうるさいファンから文句が来るかも知れないし、そもそも、この企画自体が大胆なアレンジを期待される類のものではないとは思うので、この件でアレンジャーのセンス(あるいは、バンドへの思い入れやこの仕事に対する本気度)を責めるのは酷かも知れん。

一方、CJ3の方は彼らのセンスの良さがいかんなく発揮されていて痛快。文字通りピアノ・トリオ編成でKing Crimsonの曲をジャズにアレンジして演奏しており、原曲のイメージを残しつつも、独自のソロを差し挟んでみたり、原曲と全く違うリズムで演奏したり、かなり自由自在にやっている。

かつてKing Crimsonに在籍していたIan Wallace(Dr)がいるが、彼がいた時の曲は収録された8曲のうち、わずか1曲に過ぎず(Ianが叩いているスタジオ・アルバムがそもそも1枚しかないし)、選曲は60~80年代までの各時代から選ばれている。そのあたりのバランス感覚もマル。

残念ながらIan Wallaceは2月にガンで亡くなってしまったのだが、CJ3は2ndアルバム(こちらは90年代の曲も含まれている)のレコーディングを昨年6月に済ませているようだ。早い時期にリリースして欲しい。

2007/03/25 Sun. 22:57  edit

Category: CD/DVDレビュー:C

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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