Pamela Moore「Stories From A Blue Room」(2006) 

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どこにニーズがあるのか全くわからないまま進むPamela Moore祭り第2回。第1回はコチラ

彼女は80年代に2枚のソロ・アルバムを出しているらしいが当然未CD化。今回紹介するアルバムが最新作にして現在マトモな流通で手に入る唯一のソロ・アルバムということになる。アマゾンを見てみるとリリース日は「Operation:Mindcrime II」が出た直後ということで、なかなか商売上手なところを見せている(結果が伴ったのかどうかは知らん)。

ちなみにプロデューサーはQueensryche「Rage For Order」を手がけたNeil Kernon、ギターはNevermoreのJeff Loomis(ラストの1曲のみLoomisに加えてMichael Wiltonが参加)、冒頭2曲でBerlinのTerri Nunnが参加と、微妙にマニアックなところを突いた人選がなされている(レビューの下調べをするにあたってココに辿り着くまで「何となく名前は知ってるけど…誰だっけ?」な名前ばかりで少し困っていた。感謝!)。

内容はRadarから激変していると言ってもいいだろう。大雑把に言えばグランジ通過後のダークな装いにプログラミング・サウンドを軽くまぶした00年代の音。Queensrycheに例えれば「Empire」からいきなり「Q2K」あたりにすっ飛んだような感じ。曲によってはゆらめくキーボードが前に出てさらにモダンになり、Queensrycheを飛び越えてGeoff Tateのソロ・アルバムに似た佇まいを見せる場面もある。

そんな感じの音なのでPamelaのヴォーカルもRadarやQueensrycheで用いた唸るような高音はここぞというところで稀に顔を出す程度で、全体的には起伏の少ないメロディをささやくように、あるいはやや崩し気味に歌うスタイルがメイン。それでいてJeff Loomisは時折ピロピロとフラッシーなソロをかましていてそれがまた不思議な感じ。

ファン向け、というかマニア向けの域を出ない作品だとは思うが、繊細なヴォーカルが聴ける中盤の曲などは結構好みだし、Pamelaの多彩なヴォーカルを味わえるアルバムとしてはなかなか。ラスト2曲は物凄く(今の)Queensrycheっぽいけど、狙ったのか?こんなところ狙ってどうするんだという気もするが。80年代初期に出した2枚、どんな作風だったんでしょうね。どこかの物好きが発掘してCD化してくれんかしら。その日が来るまでPamela Moore祭りはしばし(多分永遠に)お休み。


Pamela Moore“Cross My Heart”


おまけ:Eden's Curse“Angels And Demons”
Pamelaが白ずくめなのはやはりSister Maryの印象が強いんでしょうなあ。

2010/03/23 Tue. 21:47  edit

Category: CD/DVDレビュー:P

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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