「The String Quintet Tribute To Dream Theater」 

stringquintettributetodt.jpg


このCDは以下の条件のうち、2に当てはまる人以外はムリして買わなくても良い。

1.プログレ・メタルと呼ばれる音楽が好きで好きでたまらない人
2.Dream Theater(以下DT)関連の作品は全て揃えないと気が済まない人
3.2ちゃんねるのDTスレで何かとドミニシの名前を出したがる人

私は当てはまらない!アイヤー。いやホント、当てはまりませんから。LTEですら持ってないし。

それでも「弦楽四重奏」の響きに惹かれて(どの楽器がどんな音色を響かせているのかよくわからないクセに)買ってしまう業の深さよ。ま、個人的にはDominiciよりコッチのほうがよほどオススメですが。

というワケで連続してDT関連モノ、ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ+コントラバスから成るクインテットのDream Theaterカヴァー・アルバム。ブックレットにはMike Portnoyの賛辞も添えられている。曲目は以下の通り。

1.Overture 1928
2.Pull Me Under
3.As I Am
4.Peruvian Skies
5.The Dance Of Eternity
6.Lifting Shadows Off A Dream
7.YTSE Jam
8.Hell's Kitchen

聴いてみたら裏ジャケ/ブックレットに記載されている曲順と全然違うのでビビッた。2曲目までしか合ってないぞ。ブックレットでは3曲目が“Lifting Shadows Off A Dream”になっていて、それまでは割りと無難な雰囲気だったのに3曲目になってベース(コントラバス)のイントロで始まるはずが、高音のトレモロ(単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法:Wikipediaより)で曲が始まるので「!?」と思ったら“As I Am”の、「Six Degrees Of Inner Turbulence」のエンディングから続く持続音のイントロを表現したものだった。おいおい。

マイキーが「彼らの解釈をエンジョイしてくれ!」と書いてくれているが、なるほど聴いていると新しい発見もある。個人的にDTの中で一番好きな曲である“Lifting Shadows Off A Dream”は哀愁を帯びつつも優美な仕上がりになっていて、「Awake」アルバム全体を包み込むダークネスに覆い隠されていたこの曲の本質がうまく強調されている。この曲がアルバムの中ではベストの仕上がりだと思う。ヘヴィネスで本家に及ぶべくもない分はクラシカルな優雅さでカヴァー。“Pull Me Under”“Peruvian Skies”のイントロなどを含め、暗黒チェンバー・ロック好きにアピールしそうな箇所もアリ。

この作品をリリースしたVitamin Recordsなるレーベルはトリビュートモノを専門に扱っているレーベルのようで、彼らのサイトを見れば分かるが、「こんなの、需要あるのか?」みたいなのも含めて膨大な数のトリビュート・アルバムがリリースされている。で、それらの作品群を見て浮かんだ言葉が「粗製乱造」。発売日前に予約したにも関わらずかなり待たされたので、その間によっぽどキャンセルしようかと思ったが、待った甲斐はありました。

余談だが、DTのカヴァー/トリビュートといえば、昨年のDT来日時のインターヴァルで流れていて話題を呼んだPipo&Eloも面白い存在。男性のアコギと女性の可憐なヴォーカルによるDTカヴァー。音源は彼らのサイトでDLできるので、彼らの存在を知らない方は一度聴いてみるといいかも知れない。

カヴァー・アルバムについてもう少し書きたいことがあるのだが、それは次回に。

Vitamin Records
Pipo&Elo

2007/03/22 Thu. 23:46  edit

Category: CD/DVDレビュー:V.A.

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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