Devin Townsend Project「Addicted」(2009) 

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Devin Townsend Project4部作の2枚目。ある時期からDevinのアルバムは輸入盤と国内盤でリリースのタイミングがエラくずれるようになって(当然、国内盤が後)、国内盤は長らく購入する機会がなかったのだが、今回は1ヶ月ほどのラグで国内盤が出たので久しぶりに国内盤を買った。ま、立ち読みしていた雑誌でレビューを見かけるまでリリース自体知らなかっただけですが。

The Devin Townsend Band時代のメンバーが起用されており、1枚目の「Ki」からはメンバーが大幅に変更されている。作品の核と成っているのは「Accelrated Evolution」「Terria」あるいはソロ名義の「Physicist」あたりに近いポップさ、適度なハードさ、そして「ウォール・オブ・サウンド」。Devin自身はアルバム解説(ライナーに付属)でこのアルバムのことを「しらふのパーティ」と表現しており、音の面で前作との関連性はあまりないと言っていいが、どこか憑き物が落ちたような感覚は共通している。

Strapping Young Ladを作った人間と同一人物のアルバムとは思えない明るい色彩で彩られているが、ポジティヴなムードの創出に最も貢献しているのが元The Gathering、現Agua De AnniqueのAnneke Van Giersbergen。日本では知名度が高いとは言い難いAnnekeだが個人的には最も好きな女性シンガーの1人で、The GatheringやAgua~とはかなり趣きの異なる、物凄くカラッとした勢いのあるメロディーを歌っていて、何と言うか、もう、たまらん。

メロディや音の使い方が定番化しつつあるのは否定できないし、昔のような尖った感じも随分と失われてしまったが、Annekeの声がDevinの音楽に新たな息吹を吹き込んだことは間違いない。恐らくDevinの声だけでは決してこのような爽やかな印象のアルバムにはならなかっただろう。Annekeの声が入った瞬間、色とりどりの花が咲き誇るような華やかな雰囲気になり、空気がAnnekeの世界に染まるのを感じる(それが気に入らない人もいるだろうが…)。ほとんどの曲で彼女の声が大きくフィーチュアされているが“Bend It Like Bender!”“Hyperdrive!”“Resolve!”などがかつてないほどポップかつ前向きなムードを漂わせていて大好き。DevinのプロデュースでAnnekeが歌うハード・ロックのアルバムとか、作ってくれんかしら。


“Bend It Like Bender!”

2009/12/20 Sun. 23:09  edit

Category: CD/DVDレビュー:D

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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