John Hollenbeck Large Ensemble「Eternal Interlude」(2009) 

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現代音楽/ジャズ・ロック方面のドラマー/コンポーザー、John Hollenbeckの名を冠した大編成バンドの2枚目。彼のことはThe Claudia Quintetの大傑作2nd「I, Claudia」(2004)で知ったのだが、そのThe Claudia~が作品を重ねるごとに徐々に私の好みから離れている感じがしていて、John Hollenbeck Large Ensemble名義の1枚目を含めて(というか、出ていること自体知らなかった)敬遠気味だった。ユーロ・ロック・プレスのレビューで興味を持ち、久々にこの人の作品を聴いてみたらこれが大当たり。

一貫してクールな雰囲気を保ちつつ目まぐるしい場面展開を見せる楽曲がメインで、演奏時間がそれぞれ19分、13分、17分に及ぶ“Eternal Interlude”“The Cloud”“Perceverance”の怒濤の構成はまさに圧巻の一言。元々ビッグ・バンド・ジャズ自体、そのゴージャスというか無駄の多そうなムードが鼻について好きではないのだが、楽曲から漂うのはジャズというよりはミニマル・ミュージックを思わせる簡潔なエッセンスで、ビッグ・バンドのゴタゴタしたところが私好みのキリっと引き締まった空気に変換されている。

正直、取っ付き易い作品とは言い難いのだが、フルート等のソフトな音色による小鳥のさえずりのようなメロディが作品に瑞々しい煌きを与えており、このあたりはまさにHollenbeckの面目躍如。The Claudia~のアルバムに収録された楽曲の再演もあるので、そちらのファン(て、いますかね?)も要チェック。物凄くカッコいいです。

2009/12/15 Tue. 22:36  edit

Category: CD/DVDレビュー:J

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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