Doimoi「Dialectic And Apocalypse」(2009)

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名古屋のインディ・シーンで活躍する4人組の2nd(1stは未聴)。このバンドのソングライター氏の日記は以前から拝見していて、時折書いているCDレビューのニッチなチョイスぶりに勝手に親近感を抱いていた(その割に知らない音ばかりなんだが)ので購入してみた次第。

最初の一音を聴いて感じたことは「Fightの2ndを絶賛してたの、わかるわー」。「余計な装飾などいらぬ!」と言わんばかりのすがすがしいほどに贅肉を徹底的に削ぎ落としたソリッドなサウンド。ドラム+ベース+ギター×2が弾き出す非常に生々しい音が、ビザールですらあるリフや展開を見せる曲もあればエヴァーグリーンな表情を見せる瑞々しいメロディの曲もあるという多彩な楽曲群を1つに纏め上げている。10曲で30分という短いアルバムで曲間の無音部分がほとんど取られていないこともあるが、これだけの振れ幅の大きさでこの統一感というのはなかなかに凄いと思う。実際にはそうじゃないのはわかってるけど筒一杯に聞こえる(要は暑苦しい)ヴォーカルもヘヴィなサウンドにマッチしている。

90年代の所謂「モダン・ヘヴィネス」化したメタルが持つプリミティヴさ失うことなく、自分達の流儀で徹底的に磨き上げた強靭な音楽。乱暴にまとめるとそんな感じ。楽曲の解説(上でリンクした日記の過去ログ、2009年9月分の真ん中あたりにあります)を読んでも音の傾向がサッパリ想像できなかったので大ハズレだったら目も当てられんなあ、と思いながら注文したのだが、当たりを引けて良かった。素人臭さが微塵も感じられないのが失礼ながら意外だった。

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