Megadeth「Endgame」(2009) 

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ロードランナー移籍2作目となる新作(12th)。

「The World Needs A Hero」以降、80年代の所謂「インテレクチュアル・スラッシュ」路線と、90年代のキャッチー/メロディック指向の間でどう折り合いをつけるか苦心していたフシがあるが、長きに渡る試行錯誤がようやく実を結んだようだ。

“The Hardest Part Of Letting Go...Sealed With A Kiss”“The Right To Go Insane”で「歌メロをお座なりにしているワケではありませんよ」とアピールしつつ「とりあえず弾きまくってみる&疾走してみる」という基本ラインをヴェテランらしい手堅さでまとめた曲が多数。目新しい点は皆無で、恐らく、Dave Mustaineに新しい音楽的な引き出しはもうない。仮にあったとしても最早Megadethには必要とされていない。

ただ、手堅さでまとめた…と書いたが、インタビューで初期の音楽性への回帰を目指していることを積極的に肯定していることからもわかるように、「オマエらが聴きたいのはこれだろ!どうだ、オラ!」みたいな開き直りが良い意味での荒々しさに繋がっており、私がリアルタイムで接している「Cryptic Writings」以降では最もテンションの高い作品になっていると思う。

前作「United Abonations」は個人的には満足度の低い作品で、新作発売のアナウンスがあった時は「もう今回はスルーでええかな」と思ったが、正直、見捨てないでよかった。昔自分がやっていたことも、20年の時を経ると、古臭いどころかやりようによってはクールに映ることを証明してみせた力作。


Megadeth“1320'”

2009/09/13 Sun. 21:35  edit

Category: CD/DVDレビュー:M

Thread: HR/HM - Janre: 音楽

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