Mute Math「Armistice」(2009) 

armistice.jpg

米産4人組の2nd。1stは未聴。

エレクトロニカやファンクを積極的に取り込んだ、ダンサブルでエモの香り漂うポップ・ミュージック。まとめてしまえばそんな具合。シンセやギターといった上モノはスッキリとした音でまとめられているが、リズム隊は実にしっかりとした音を出しており、スマートな中にも骨太さを感じさせる。

そして何より、メロディの説得力が尋常でない。“Clipping”“No Response”のようなスピードを抑えて繊細さを前面に押し出した曲が個人的には好みだが、サビのメロディが耳にこびりついて離れない“Goodbye”、ドライヴ感を前面に押し出すオープナー“The Nerve”など、佳曲が目白押し。ピアノ&ストリングスのバラード~叙情豊かなミドル・テンポ~スピーディーなロック・ナンバー~多幸感すら漂うテクノ・ポップ風と曲のヴァリエーションが実に豊か(他にもある)で、それを己が力量で「Mute Mathカラー」に染め上げているのが実に頼もしい。

アルバム製作のプレッシャーでバンド内部は一時緊張状態にあったらしいが、そういった負の要素は聴いていて微塵も感じられない。確かに訳詞を読むと歌詞は重苦しさが漂うが、どんなにマニアックさを漂わせていても最終的な到達点は「わかりやすい大衆性」に向けられている。それが素晴らしい。まさに今が旬のバンドの、最高の瞬間を切り取った作品。

2009/09/08 Tue. 21:18  edit

Category: CD/DVDレビュー:M

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

tb: 0  |  cm: 0

top △

コメント

top △

コメントの投稿

Secret

top △

トラックバック

トラックバックURL
→http://hishiryo.blog95.fc2.com/tb.php/148-18267c18
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △