Pure Reason Revolution「Amor Vincit Omnia」(2009) 

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イギリス産4人組の2ndフル。彼らの音源を聴くのは初めて。

エレクトロニカというか、曲によってはふた昔前のディスコ・サウンドと言っても差し支えないかも知れないレトロ感覚あふれるバック+混声ヴォーカルが特徴で、Pink Floydの影響下にあると評されていることが多い1stからはかなり趣きが変わっているようだ。Steven Wilson(Porcupine Tree等)がしばしばオープニング・アクトに起用していたとか、そういう前評判に魅かれてこのバンドに接すると確実に1曲目でSTOPボタンに手が伸びるだろう。

私自身、サウンドに違和感を感じつつもなぜか気になるので少しの間寝かせておいて再度聴きなおしたのだが、装飾を剥ぎ取ると、分かり易いキャッチーなメロディが楽曲の核になっていることを発見。1曲目“Les Melheurs”が、女声と男声の掛け合いなんかも上手くとりこんだ、かなり良く出来たポップ・ソングなのよね。続く“Victorious Cupid”や5曲目の“Deus Ex Machina”あたりもフックのあるメロディや混声ヴォーカルの掛け合い/ハーモニーが印象的なナンバー。

紅一点のChloë(Chloe) Alper(Vo.B.Key)が手がけたジャケットも含めて、彼らのセンスが「イケてる」のか「イケてない」のか、私には正直よくわからんのだが、混声合唱を導入して独自性をアピールしている点や、楽曲をコンパクトにまとめる手腕は素直に評価していいだろう。前作と比して出番が減ったといわれる女性Voの比重はもっと増やしてもいいと思うしラスト2曲はちょっとダレるが、なかなか面白い、意外とクセになる1枚。「次の一手が読めない」タイプのミュージシャンが好きならツバをつけておく価値があるかも知れん。


Pure Reason Revolution“Les Malheurs”

2009/06/15 Mon. 20:49  edit

Category: CD/DVDレビュー:P

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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