非思量

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11 2009

Fromuz「Overlook」(2008)

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ウズベキスタン発インスト4人組(G+B+Key+Dr)の2nd(1stは未聴)。

1曲目はKing Crimsonあたりを彷彿させるヘヴィなリフのミッド・テンポで幕を開けるのだが、そこからの展開が実にめまぐるしい。キーボードが前に出てスペイシーな空気を作ってみたり、かと思えばジャズを思わせる軽やかな空気を纏ってみたり、でも最後にはヘヴィなリフのメイン・テーマにちゃんと戻ってくる。15分を超える大曲だが、1曲聴いただけで既に4曲ぐらい聴いた気分になる。

2曲目以降も曲毎に雰囲気は違えど楽曲の構成や傾向は似通っている。全5曲が10分超え、1曲の中でハード・ロック~シンフォニック・ロック~プログレッシヴ・ロック~フュージョン~ジャズ・ロックを縦横無尽に行き来。しかもいずれのパートにおいても引き出しを多く持っている上、かなりサマになっている。唐突でありながら説得力が感じられる曲構成にはDream Theaterの影響が感じられないでもなかったり。

空中に浮かぶクラゲやエイのジャケットがB級どころかZ級臭さプンプンだが、どっこい中身はマイナー臭さを微塵も感じさせない充実した出来映え。サウンドもしっかりしていて、なかなか面白い作品である。

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