Jean-Philippe Goude「Aux Solitudes」(2008) 

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フランスの作曲家、Jean-Philippe Goudeが自らの名を冠したアンサンブル(ヴァイオリン+チェロ+クラリネット+バスーン+ピアノ)やゲストを率いて録音したアルバム。私はGoudeのことをこの作品で初めて知ったのだが、30年ほど前にMagma人脈で結成されたWeidorjeというグループに参加、唯一のアルバムを出して解散後はソロ名義で活動、映画音楽等に携わっている模様。

作品の核を成しているのは室内楽~ミニマル・ミュージック寄りのテイストが漂う繊細なアンサンブルだが、その合間に差し挟まれるシンセ独奏やゲストに迎えられたカウンター・テナーや朗読、オンド・マルトノなどがアルバム全体に奇妙な緊張感を加えているのが特徴。全体を包む空気が開放と閉塞をめまぐるしく行ったり来たりする感じがして、不気味なジャケットと相俟って何とも言えない雰囲気。

大向こう受けするようなケレン味はないものの、アンサンブルの美しい音色に静かに耳を傾けるだけでも十分楽しめる。ただ、重苦しさはないが色彩としてはモノトーンでひんやりとした感触で、実際のところは地味なようでいて結構クセの強い作品だと思う。

2009/01/28 Wed. 23:14  edit

Category: CD/DVDレビュー:J

Thread: 洋楽CDレビュー - Janre: 音楽

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