今沢カゲロウ「Cyborg Om」

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年間250本のソロ・パフォーマンスをこなすベーシスト、今沢カゲロウの5th。2001年リリース。

メジャー・レーベルから昨年出された「Bass Days」で彼のことを知って「他の作品も聴いてみよう」と思った方も多いはず。そんな方にオススメなのがこのアルバム、かな?オススメして大丈夫かな?

この「Cyborg Om」は、ライヴ会場の物販でCDを買おうと思って今沢本人に「一番クレイジーな作品はどれですか?」と訊ねたときに「テクノ方面で一番クレイジーなのはコレとか、ですかねえ。ドライヴの時に聴いたらカッ飛ばしたくなりますよ」と言いながら薦めてくれた作品である。

サウンドの質感や作品の方向性として「Bass Days」と比較的近い、と言うか、「Bass Days」に成分としてより多く含有されているのは「II」や「4 Phusion」あたりかなあ、と思うが、この「Cyborg Om」はまさに今沢がサイボーグと化していて、例えば各アルバムの1曲目を聴き比べればわかるのだが(余談だが「Bass days」1曲目の“Encyclopedia Of Bass Art”は「4 Phusion」1曲目の“Baritoneon”をライヴ向けにリアレンジしたもの)、「Cyborg Om」のオープニング“Metal Desert”は圧倒的に硬質な触感を持っている。メロウな要素は極力排除し、「踊れる音楽」としても腰が自然に動くグルーヴィな感じではなく、1時間強制的にピストン運動させられているようなマシーナリーな感覚、これを6弦フレットレス・ベースでまさに極めんとするストイックな演奏を繰り広げている。

6th「II」で「原点回帰」を打ち出したのも、この作品でトランス路線を極めてしまったからだろう。「Bass Days」「II」と並ぶ、今沢カゲロウの頂点の1つ。

Q.I.BASE(今沢カゲロウ公式サイト)

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  • 2007.03.16 (Fri) 00:16 | ムシラーの前世
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  •  cyborg OM
  • → 購入方法 Release Year: 2001 Price: 2,100y
  • 2007.03.20 (Tue) 00:11 | 今沢カゲロウの虫かご