非思量

archive: 2008年08月  1/1

Lena Platonos「Diaries」(2008)

ギリシャの女性シンガー、Lena Platonosの8年ぶりとなるソロ。彼女の作品を聴くのは初めて。全般的に実験的というかアヴァンギャルドな色彩が濃く、ゲスト・ヴォーカルを招いた2曲を除いて、無機質なエレクトロニカ・サウンドを従え、これまた感情の起伏に乏しいLenaの語りが淡々と繰り広げられる、というのが基本パターンで、平均2分台の短めのナンバーが14曲40分弱に渡って雑然と並べられているような感じ。各楽曲はヤマが来る前...

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Kip Winger「From The Moon To The Sun」(2008)

Wingerのフロントマン、Kip Wingerの8年ぶりとなるソロ・アルバム。バンド名義での暑苦しい(?)サウンドとは一線を画した作りになっていて、ヴァイオリンやチェロなどのストリングス、ピアノ等を積極的に起用、Kipのヴォーカルも押しの強さは控えめ。笛の音のようなシンセのフレーズとドラム・ループが絡み合うイントロが印象的なミドル・テンポのオープニング“Every Story Told”と、エスニックでミステリアスなムードがパワー・...

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The Gathering「Souvenirs」(2003)

「How To Measure A Planet?」以降、バンドが徐々に進めていた「重厚なゴシック・メタル路線からの脱皮」を完了させた7作目。淡々とビートを刻むドラム、フィードバック等を用いつつ多様性を増したギター・サウンド、空間をうっすらと色づけるように漂うキーボード。サウンドのヴェクトルは「抑制」の一点へ向けられており、漢字で表現するなら「冷」「淡」「透」といったような、あまり色彩感の感じられない内省的なムードが支配...

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