Type O Negative「Dead Again」 

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「盲人の足をすくうことの なんとたやすいことよ」というような、普通の神経をした人にはちょっと思いつかない(思いついても口には出せない)ような言葉をキャッチーで清々しいメロディに乗せて歌い上げるゴシック/スラッジ・メタル・バンド、Type O Negativeの7th。

近作の「曲は長いけどメロディはキャッチーで口ずさみやすく、親しみやすくないこともない」から、3rd「Bloody Kisses」での「メロディはキャッチーだが曲の途中でテンポがバンバン変わるわ曲は長いわでとっつき辛い」路線への回帰が顕著(「Bloody~」よりもよっぽどまとまりはいいけど)。前作「Life Is Killing Me」でも方向性がやや拡散気味で、そういう傾向は垣間見られたのだが。逆に「4thや5thは遅い曲ばかりだったけど今回は速い曲もあるし跳ねるテンポの曲もあるし、メリハリがあってわかりやすいんでない?」と見るムキもあるかも知れん。

いつものようにCD収録時間限界一杯まで詰め込んであってそのうちだれるし、私の好きな「October Rust」路線の悶絶するほどに耽美的でリリカルな曲は今回は皆無、どちらかというと剛健な作りだが、退廃的な空気の中からポッカリと浮かび上がってくる人なつっこいメロディやPeter Steeleの艶っぽい声は健在で、相変わらず気軽にお奨めできるムードは皆無なれど、好きな人にはたまらんです。

2007/03/26 Mon. 23:03  edit

Category: CD/DVDレビュー:T

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Crimson Jazz Trio「King Crimson Songbook Volume One」 

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前回のエントリーで書いたDream Theaterのトリビュート・アルバム 「The String Quintet Tribute To Dream Theater」を聴いて頭に浮かんできたのが今日紹介するThe Crimson Jazz Trio(以下CJ3)の1st。2005年リリース。

「The String Quintet Tribute To Dream Theater」は原曲を極力崩さない形のアレンジがなされていて、良くも悪くも驚きを覚える場面というのはあまりないのだが、例えば“Overture 1928”“The Dance Of Eternity”のエンディングは、実際には次の曲にシームレスでつながるのでそのままだとぶつ切りになる部分までそのまま演奏しているところなど、ちょっとそれはどうなんだろう、と思わないでもない部分も散見されるワケだ。

まあ、ヘタにいじるとそれはそれでうるさいファンから文句が来るかも知れないし、そもそも、この企画自体が大胆なアレンジを期待される類のものではないとは思うので、この件でアレンジャーのセンス(あるいは、バンドへの思い入れやこの仕事に対する本気度)を責めるのは酷かも知れん。

一方、CJ3の方は彼らのセンスの良さがいかんなく発揮されていて痛快。文字通りピアノ・トリオ編成でKing Crimsonの曲をジャズにアレンジして演奏しており、原曲のイメージを残しつつも、独自のソロを差し挟んでみたり、原曲と全く違うリズムで演奏したり、かなり自由自在にやっている。

かつてKing Crimsonに在籍していたIan Wallace(Dr)がいるが、彼がいた時の曲は収録された8曲のうち、わずか1曲に過ぎず(Ianが叩いているスタジオ・アルバムがそもそも1枚しかないし)、選曲は60~80年代までの各時代から選ばれている。そのあたりのバランス感覚もマル。

残念ながらIan Wallaceは2月にガンで亡くなってしまったのだが、CJ3は2ndアルバム(こちらは90年代の曲も含まれている)のレコーディングを昨年6月に済ませているようだ。早い時期にリリースして欲しい。

2007/03/25 Sun. 22:57  edit

Category: CD/DVDレビュー:C

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「The String Quintet Tribute To Dream Theater」 

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このCDは以下の条件のうち、2に当てはまる人以外はムリして買わなくても良い。

1.プログレ・メタルと呼ばれる音楽が好きで好きでたまらない人
2.Dream Theater(以下DT)関連の作品は全て揃えないと気が済まない人
3.2ちゃんねるのDTスレで何かとドミニシの名前を出したがる人

私は当てはまらない!アイヤー。いやホント、当てはまりませんから。LTEですら持ってないし。

それでも「弦楽四重奏」の響きに惹かれて(どの楽器がどんな音色を響かせているのかよくわからないクセに)買ってしまう業の深さよ。ま、個人的にはDominiciよりコッチのほうがよほどオススメですが。

というワケで連続してDT関連モノ、ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ+コントラバスから成るクインテットのDream Theaterカヴァー・アルバム。ブックレットにはMike Portnoyの賛辞も添えられている。曲目は以下の通り。

1.Overture 1928
2.Pull Me Under
3.As I Am
4.Peruvian Skies
5.The Dance Of Eternity
6.Lifting Shadows Off A Dream
7.YTSE Jam
8.Hell's Kitchen

聴いてみたら裏ジャケ/ブックレットに記載されている曲順と全然違うのでビビッた。2曲目までしか合ってないぞ。ブックレットでは3曲目が“Lifting Shadows Off A Dream”になっていて、それまでは割りと無難な雰囲気だったのに3曲目になってベース(コントラバス)のイントロで始まるはずが、高音のトレモロ(単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法:Wikipediaより)で曲が始まるので「!?」と思ったら“As I Am”の、「Six Degrees Of Inner Turbulence」のエンディングから続く持続音のイントロを表現したものだった。おいおい。

マイキーが「彼らの解釈をエンジョイしてくれ!」と書いてくれているが、なるほど聴いていると新しい発見もある。個人的にDTの中で一番好きな曲である“Lifting Shadows Off A Dream”は哀愁を帯びつつも優美な仕上がりになっていて、「Awake」アルバム全体を包み込むダークネスに覆い隠されていたこの曲の本質がうまく強調されている。この曲がアルバムの中ではベストの仕上がりだと思う。ヘヴィネスで本家に及ぶべくもない分はクラシカルな優雅さでカヴァー。“Pull Me Under”“Peruvian Skies”のイントロなどを含め、暗黒チェンバー・ロック好きにアピールしそうな箇所もアリ。

この作品をリリースしたVitamin Recordsなるレーベルはトリビュートモノを専門に扱っているレーベルのようで、彼らのサイトを見れば分かるが、「こんなの、需要あるのか?」みたいなのも含めて膨大な数のトリビュート・アルバムがリリースされている。で、それらの作品群を見て浮かんだ言葉が「粗製乱造」。発売日前に予約したにも関わらずかなり待たされたので、その間によっぽどキャンセルしようかと思ったが、待った甲斐はありました。

余談だが、DTのカヴァー/トリビュートといえば、昨年のDT来日時のインターヴァルで流れていて話題を呼んだPipo&Eloも面白い存在。男性のアコギと女性の可憐なヴォーカルによるDTカヴァー。音源は彼らのサイトでDLできるので、彼らの存在を知らない方は一度聴いてみるといいかも知れない。

カヴァー・アルバムについてもう少し書きたいことがあるのだが、それは次回に。

Vitamin Records
Pipo&Elo

2007/03/22 Thu. 23:46  edit

Category: CD/DVDレビュー:V.A.

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Dominici「O3 A Trilogy-Part 2」 

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このCDは以下の条件のうち、最低でもどれか1つに当てはまる人以外はムリして買わなくても良い。

1.プログレ・メタルと呼ばれる音楽が好きで好きでたまらない人
2.Dream Theater(以下DT)関連人脈の作品は全て揃えないと気が済まない人
3.2ちゃんねるのDTスレで何かとドミニシの名前を出したがる人

私はどれにも当てはまらない!アイヤー。

DTの1st「When Dream And Day Unite」でシンガーを務めたCharlie Dominici(Vo)がシーンに復帰、イタリアの若手バンド、Solid Visionからヴォーカルを抜いたメンツと共に自らのファミリー・ネームを冠したバンドを結成して作られたのが「O3 A Trilogy-Part 2」である。Part 1はウェブサイトで公開された、アコギ+ヴォーカルのみのアルバム、らしい。

バンド名にヴォーカルの名前を持ってきておきながら1曲目が8分を超えるインストという構成からして突っ込みどころ満載だが、元々Solid VisionがDTのコピー・バンドだったと言う事もあってか「僕たちDTが大好きなんです!そのヴォーカリストと共演できるなんて夢のようです!」という嬉しがり光線出まくりでイタいやら微笑ましいやら。変拍子の使い方も似ていれば、サウンドもどこか「Train Of Thought」(以下ToT)っぽい…と思っていたら6曲目の“The Calling”ではToTの“Honor Thy Father”のリフがほぼそのまんま飛び出してくる有様。Dominiciのヴォーカルまで荒々しく歌うときのJames LaBrieを意識したような節回しが出てくるし…。

まあ、DTフォロワーとしては良くできている方だと思うけどね。DTが「Images And Words」「Awake」をリリースした頃、それこそ雨後の筍のようにこぞって登場したフォロワー共は、ラジオ等で聴く限りそれこそ「劣化コピー」と呼ぶにふさわしいものだったが、ソイツらに比べたら100倍マシ。Dominiciも「When Day~」の時と比べたら声が太くなって個性はないがキチンと歌い上げており、そういう意味ではB級にありがちなショボさというのはない。ま、B級ですけど。

というワケで上記の条件に1つでも当てはまるなら買う価値はある。ついでにもう一つ付け加えておこうか。

4.ブログのネタに困っているメタラー

これなら私も当てはまる。ま、出来そのものは結構いいと思うので、興味のある方は話のネタに1枚どうぞ。

2007/03/22 Thu. 00:02  edit

Category: CD/DVDレビュー:D

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Boom Boom Satellites「On」 

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Boom Boom Satellitesは随分前に姉貴のダンナに薦められたことがあったのだが、周回遅れもいいとこでやっとこさ聴くことができた。ま、私の人生そのものが周回遅れみたいなモンですから。

「やかましいエレクトロニカ」ぐらいの認識で聴き始めたので、1曲目“Kick It Out”のロケンロー感覚(と、プロっぽくない発声のヴォーカル)に少々戸惑ったが、生音のような打ち込みのような、無機質なようなオーガニックなような、そういった矛盾した要素をごくごく自然に同居させたシンプルでストレートなサウンドが生み出すグルーヴ感というのはなるほど強烈。

このアルバムで「ヘッドバンギングしまくりです」というミクシ内のコメントを見かけたが、ヘドバンしたいならもっといいのあるよ聴いていて自然に体が動き出すというのはすごく判る気がする。私が求めていた「やかましさ」の点でも十分合格。

このCD、部屋の整理のために某ブッ○オフへ里子に出したCD約40枚と引き換えに手に入れたもので、個人的満足度が泣く泣く(という程でもないが)手放した40枚分の重みと釣り合うものかどうかは少々微妙なれど「思ったよりも『ロック・バンド』としてのキャラが濃いけど作品を遡るごとにそういった印象も変わってくるのかも知れないからまた機会があれば聴いてみようかな」ぐらいの興味を抱かせるには十分な出来であります。

2007/03/20 Tue. 00:16  edit

Category: CD/DVDレビュー:国内は

Thread: 邦楽 - Janre: 音楽

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逃げ馬だけに。 

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200703/ke2007031905.html

マドモアゼルドパリが福島牝馬S出走の予定を取りやめ、引退することになった。

この馬は美浦の厩舎所属で、京都で一度走った以外は関西以西での出走はない。それゆえ、昨年10月に1600万下の身分で重賞の府中牝馬Sに出てくるまで名前も知らなかったのだが、その府中牝馬Sで「大穴はこれだ!」と思って単勝だったか複勝だったか馬単の軸だったか、とにかく馬券を買っていたのだ。そしたら発走直前に発馬機内で暴れて故障発生→競争除外。

残念至極ではあったが、これで次に人気を下げれば…と思っていたら京都に遠征をかけてきて、これが16頭立ての単勝11番人気で超・人気薄。狙うならここだった。

しかしこのときはオリエントチャームやファランドールといった、これまた以前から気になっていた馬が出てきており、「オリエントチャームはヤネ幸やし、内枠からうまいこと馬群をさばいて追い込んでこれるとは思えん」「ファランドール、ちょっとここでは足りんような気がするな~」と、マドモアゼルドパリ購入直前まで行きつつも大外枠にひるんでこれまた購入に踏み切れず、悩みに悩みぬいた挙句、見に回ったらマドモアゼルドパリ、勝ってしまった。あーあー。

ラストランとなった次走、5番人気に推された中山牝馬Sでは「多分来ない」と思いつつ弱気になってヒモに入れたらやっぱり惨敗、これで人気が落ちる次こそは…と思っていたら引退してしまった。あーあー。

コッチが捕まえる前に文字通り逃げられてしまったカタチではある。この借りは子供に返していただきたい。血統的にどうなのかはわからんが、社台だし、いい種馬をあてがわれるのではないだろうか。いや、むしろ二流の父で仔を産み、その仔が人気薄で激走するタイプに育つのがベスト。何せコチラはお母さんの単勝40倍をみすみす逃しているのだ。あの時の情けない思いは忘れんぞ。

2007/03/19 Mon. 21:55  edit

Category: 競馬

Thread: 中央競馬 - Janre: ギャンブル

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聴こえない音 

ArcRyte Online経由で見つけたDIES ARAEというブログの記事より。

いろいろな周波数(可聴周波数などの実験)

私のような30代の人間だと20~16000Hzが可聴領域らしい。普段使っているカナル型のイヤホン(ビクター製のHP-FX77-Bというモデル)でテストしてみたところ、下の20Hzは多分アウト、27.5Hzは辛うじて聴こえているような気がする(聴こえている、と断言しづらいんだが「耳の中で音波が飛び交っている気配」は「明らかに聴こえていない状態」とは異なっている)。上も17000~18000Hzが27.5Hzと同じような感覚。16000Hzは聴こえる。(注意:リンク先でファイルを聞いてみる方はプレイヤーのヴォリュームを上げすぎないように)。

まあ、30代の人間としてはほぼ平均的な結果と見ていいだろう(低音域がチト怪しいが)。家で聴くにしても外で聴くにしてもイヤホンを多用しているし、クルマの中でも結構なヴォリュームで聴いている身としては少し安心した。多分、難聴になる人はもっとムチャクチャなヴォリュームで聴いてるんやろな。率先して体を痛めつけて喜ぶ趣味はないので真似しようとは思わんが。

下の周波数(20Hz)はトシを取っても聴こえるらしいが、例えば耳がおかしくなって40Hzあたりの音が聞こえなくなると、Björk“Hyper-Ballad”のイントロで流れている低音が聞こえなくなったりするワケで、そう考えると少し怖い気もする。ひょっとしたら私が認識しているのよりもずっと低い音が鳴ってたりしてね。

2007/03/17 Sat. 23:48  edit

Category: ライヴレポ、雑記等

Thread: 日記 - Janre: 音楽

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今沢カゲロウ「Cyborg Om」 

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年間250本のソロ・パフォーマンスをこなすベーシスト、今沢カゲロウの5th。2001年リリース。

メジャー・レーベルから昨年出された「Bass Days」で彼のことを知って「他の作品も聴いてみよう」と思った方も多いはず。そんな方にオススメなのがこのアルバム、かな?オススメして大丈夫かな?

この「Cyborg Om」は、ライヴ会場の物販でCDを買おうと思って今沢本人に「一番クレイジーな作品はどれですか?」と訊ねたときに「テクノ方面で一番クレイジーなのはコレとか、ですかねえ。ドライヴの時に聴いたらカッ飛ばしたくなりますよ」と言いながら薦めてくれた作品である。

サウンドの質感や作品の方向性として「Bass Days」と比較的近い、と言うか、「Bass Days」に成分としてより多く含有されているのは「II」や「4 Phusion」あたりかなあ、と思うが、この「Cyborg Om」はまさに今沢がサイボーグと化していて、例えば各アルバムの1曲目を聴き比べればわかるのだが(余談だが「Bass days」1曲目の“Encyclopedia Of Bass Art”は「4 Phusion」1曲目の“Baritoneon”をライヴ向けにリアレンジしたもの)、「Cyborg Om」のオープニング“Metal Desert”は圧倒的に硬質な触感を持っている。メロウな要素は極力排除し、「踊れる音楽」としても腰が自然に動くグルーヴィな感じではなく、1時間強制的にピストン運動させられているようなマシーナリーな感覚、これを6弦フレットレス・ベースでまさに極めんとするストイックな演奏を繰り広げている。

6th「II」で「原点回帰」を打ち出したのも、この作品でトランス路線を極めてしまったからだろう。「Bass Days」「II」と並ぶ、今沢カゲロウの頂点の1つ。

Q.I.BASE(今沢カゲロウ公式サイト)

2007/03/11 Sun. 03:26  edit

Category: CD/DVDレビュー:国内あ

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観たいライヴ目白押し 

5月のデーモン小暮(大阪)や今沢カゲロウ(渋谷)、6月にはQueensrÿche(新宿)…。まあ、全部はムリですわな。閣下はともかく、今沢カゲロウとQueensrÿche両方っつーのはちょっと。とりあえず「これを見逃したら次はなさそう」な後者を観に行くつもりだが、四国在住の身には東京はチト遠すぎる。ま、馬券で飛行機のチケットが買える位儲かったら今沢の方も考えるか。

馬券といえば、最近は「一ヶ月で2本的中させれば、その月の収支はプラス確定」という買い方をしているのだが、昨日(土曜日)は阪神メインでタガノデンジャラスの単勝(39.1倍)を買ったら1着からハナ、クビ、クビ差の4着。タガノデンジャラスに乗っていた木村健騎手を最終でもう一度狙ってみようと思いマイネルトラヴェル(33.9倍)の単勝を買おうと思ったがパドックを見て岩田が乗るピサノフィリップ1着固定の3連単に変更、そしたらマイネルトラヴェルが勝ってしまった。悶絶。

狙いは悪くないのでそのうち当たるさ、と思いつつもマドモアゼルドパリの前走も買おうかどうしようか散々悩んで買わなかったら勝ってしまったんよなあ(単勝40倍)。今日出てくるけど、どうしたものか。

YouTubeで見つけたQueensrÿcheのライヴ映像。1つ目はDream Theaterの“The Spirit Carries On”をJames LaBrieとデュエットする衝撃映像。2バンドが一緒にツアーをしていたときのものなんだが、曲が始まった瞬間の会場のどよめきっぷり、そしてGeoff Tateが凄すぎる。Geoffのヴォーカルはナマで観ないと後悔するよなあ、きっと…。んでまた2つ目の「Operation:Mindcrime 2」の映像がまた凄くて。

http://www.youtube.com/watch?v=-sZ4R32gx_M
http://www.youtube.com/watch?v=Pmyy-LCgnsU

2007/03/11 Sun. 01:26  edit

Category: ライヴレポ、雑記等

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Devin Townsend「The Hummer」 

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今月の困ったちゃん。

私ゃてっきり「Accelrated Evolution」の輸入盤に存在した「Special Edition」の2枚目に収録されていたProject Ekoの3曲のような、バンドを電子音に置き換えてギターも控えめ(いや、曲によっては結構弾いてるな)、でもデヴィン節は全開、みたいなのを期待していたのだ。

でもそういう風になはならなかった。まあ、Devinの公式サイトHevydevy Recordsでもハッキリと「Devin's second ambient album. Calm & peaceful noises to fall asleep to. Not for everyone」(ちなみに「first ambient aibum」は「Devlab」という作品で、これもHevydevy Recordsでのみ購入可能。私は未聴)と書かれてあったので、ある程度覚悟はしていたが。

中身は「Terria」「Synchestra」の静的な部分を増幅させたサウンドスケープ、とでも言えばいいか。基本的にはHevydevyの但し書き通り、アンビエントで、Strapping Young Ladからは想像もつかないぐらい穏やかでピースフル、聴いているうちに寝る、万人向けではない。

ただ、サウンド・メイキングには人一倍こだわりを持っているデヴィン故、ダラダラと心地よい音をただ垂れ流しているのではなく、低周波ノイズ等の効果音を随所で挿入するなど、よく考えて作りこまれているので、耳を済ませて聴いていれば意外と飽きない(ベッドの中で電気を消して聴いていたら速攻で寝るけど)。全6曲中、15分を超える曲が半分を占めるが、そちらよりもむしろ短い尺の“Conciousness Causes Collapse”のフルートの音色や、“Equation”“The Abacus”の、場面が変わる瞬間のメロディにハッとさせられる。

Strapping Young Ladなど、一連のデヴィンの作品とのギャップという意味でも興味深い作品ではあるが、Hevydevy Recordsでしか手に入らないし、やはり熱心なファン向けの作品と言えよう。

Hevydevy Records

2007/03/07 Wed. 23:12  edit

Category: CD/DVDレビュー:D

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Arrigo Barnabé(Barnabe)「Missa In Memoriam Itamar Assumpção」 

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海外アーティストの日本語表記をやめたのは「非英語圏の人の名前が読めない」からである。この人はネットで調べて辛うじて読めた。アヒーゴ・バルナベーさんというブラジル人の2006年発表の作品。

この作品を聴いた後、2003年リリースの「Missa In-Memoriam Arthur Bispo Do Rosário」という作品を手に入れたら収録曲の曲名が全く同じでビビッたが、中身は異なる。2枚とも曲目は以下の通り。

1.Kyrie
2.Gloria
3.Credo
4.Sanctus
5.Agnus dei

これは正式なミサ曲の構成に則ったもので、典礼文を用いた歌詞についても同様。ミサ曲についてはコチラコチラを参照されたい。あとwikipediaとか。いやあ、勉強になるなあ。

病気で亡くなった友人に捧げられた作品だそうで、そういった成り立ちもあってか、混声合唱とオーケストラによる、非常に抑制されたトーンのシリアスな音楽となっており、闇の中で静かに揺れ動くロウソクの炎を思わせる儚さ、荘厳さがこの作品の魅力。

商業音楽とは一線を画した存在であり、ちょっと近寄りがたい雰囲気ではあるが、30分足らずで終わるのでアッチの世界に引き摺り込まれる前にちゃんと帰って来れます。漆黒の闇に包まれてしまうような感覚を音楽で体験するのが好きな方にオススメ。

2007/03/05 Mon. 23:38  edit

Category: CD/DVDレビュー:A

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Klaus Schulze「Timewind」 

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「Klaus Schulzeの最高傑作は何か」というのはファンの間では結構意見が割れる(リリースされた作品数が尋常でない、という事情もあろう。私が所有しているのはそのうちのせいぜい数%に過ぎない)が、私の場合はまず1st「Irrlicht」、で、それに次ぐのがここで紹介する「Timewind」だ。

「Irrlicht」「Timewind」が他の作品と異なる点は「硬質さ」だろうか。75年発表の5作目にあたる「Timewind」はワーグナーの死をテーマにしたシンセサイザー音楽で、ストリングスなども導入して、冷たく、暗く、繊細で、荒涼としたサウンドを1曲30分×2の計1時間に渡って繰り広げている。

1つ前のエントリーで書いたLu7と同じで、聴き手に映像をイメージさせる視覚的な作品だが、コチラはジャケットに描かれている風景の中、一人でただずんでいるような、孤独や寂寞をイメージさせる。寒々しい風の音で始まるオープニングから、全てが崩壊し、消え失せてしまうようなコズミックなエンディングまで、まるでスキがない。特殊な音楽なので誰にでも、とはいかないが、暗い音楽が好きなら人生の友(?)になり得る圧倒の一枚。

ちなみにこの「Timewind」、76年にフランスで何かの大賞を取ったそうだ(結構有名な賞のようで、その後、フランスではこのアルバムの注文が2~30000枚入った、というエピソードがライナーに記されている)。こんな長ったらしくて暗い、キャッチーさとは無縁の音楽に大賞を与えるのだから、フランスって凄い。

2006年に再発されたデジパック仕様は2枚組みとなっていて、2枚目には38分にも及ぶ“Echos Of Time”(本編のフレーズが多数聴けるので、別テイクと思われる)をはじめとした未発表曲が3曲収録されている。

2007/03/04 Sun. 23:55  edit

Category: CD/DVDレビュー:K

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Lu7「L'esprit de L'exil」 

lespritdel7exil.jpg

梅垣瑠奈(Key)と栗原務(G)のインスト・デュオによる2nd。2005年発表。バガボン鈴木(B)をはじめとして、多数のゲストを招いて製作されている。

エスニックなムードを漂わせながら、キーボードやギターが奏でるメロディはとてもメロディックで、そのサウンドは透明度の高い湖を思わせる美しいもの。聴いていると、どこかAsia「Alpha」のジャケを思わせる色使いの風景が浮かんでくるのも特徴で、そういった聴覚以外の感覚をも刺激する音である(どんな風景が浮かんでくるかは人それぞれだろうが…)。

一言で言えば「スッと流れていかないフュージョン」「スムーズ過ぎるプログレ」。心地よいがそれだけには留まらず、フックはあるがクドくはない。主に梅垣が作曲を担当しているが、そのセンスの良さはジャンルの壁を軽々と飛び越えている。

2007/03/04 Sun. 22:37  edit

Category: CD/DVDレビュー:国内あ

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Dream Theater「Metropolis 2000」(DVD) 

metropolis2000.jpg


Birdsongs Of The Mesozoicで少しだけ触れたので、コレで女性ゴスペル・シンガーTheresa Thomasonネタを一本。

Theresaが登場するのは“Through Her Eyes”の前に挿入された“John&Theresa Solo Spot”及び“The Spirit Carries On”。前者はJohn Petrucciの超絶速弾きも霞むスキャット、後者は2番のサビの後、“Move on,be brave~”のパートを熱唱。ここ、アルバムだとメロディが結構平板なんだが、Theresaはどこまでも伸びる高音を駆使して見事にリアレンジしている。James LaBrieには悪いが、Theresaが歌っている間は彼の存在が無かったかのようにされてしまっている。果てしなくソウルフル。歌が上手いってのはこういうのを言うんだよ。ちなみにCDだとミックスでTheresaの声が少し引っ込められていて、あまり目立たない。

最後に余談。今大流行の“千の風になって”を聴いたときにどこか既視感を覚えたのだが、“The Spirit Carries On”の歌詞、Theresaが歌っていたパートに“Don't weap at my grave;Because I am no longer here”(私のお墓の前で泣かないで。私はもうそこにはいないのだから)という一節があるのな。この歌詞は結構印象的だったのだが、元ネタは同じ(「Thousand Winds」という作者不詳の詩)なのだろう。

2007/03/01 Thu. 23:43  edit

Category: CD/DVDレビュー:D

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