非思量

有馬記念にキネーン騎手が出るぞ。

久しぶりに競馬ネタ。1年の締めくくり(たまにではあるが地方競馬も愛でる私にとっては大晦日の高知県知事賞@高知競馬場こそが1年の締めくくりなのだが、まあ一般的な話として)、有馬記念ということで何か書いてみよう。

一番笑わせてもらったのがレゴラスの出走である。自己条件馬ふぜいがグランプリに出走してきたから、ではなく、笑ってしまったのは、どう考えても「一発狙い」な馬の鞍上に「淡々とコースを一周させたら日本一」「G1では空気同然」の柴田善臣大先生を配してきた陣営のセンスに、である。善臣の大ファンで、いつも善臣の馬から流して私から「金をわざわざドブに捨てなくても」と嘲笑されている(でもヴィクトリアマイルみたいに、時々ドカンと来るんよな…)友人Dですら「オレの有馬記念は終わった」「今回は馬連総流し、1500円で遊べるわ」と自嘲的に話していたぞ。

個人的には「最近、近藤利一に魅入られてちょっぴり気の毒(何とて重賞を勝ったビッググラスの復帰戦で自己条件上がりのアドマイヤスバルに騎乗していたのには驚いた)、でも強い馬に乗れる機会が増えるここはチャンスよね(しかもアドマイヤスバル、勝ってたし)」な村田一誠を密かに応援している身としてアドマイヤジュピタの複勝を買おうと思っていたのだがアドマイヤジュピタは回避。

となればJCで単・複を買ったら4角で早くもショボーンな気分になってしまったドリームパスポートの単・複で再度勝負するしかあるまい。鞍上が高田潤に戻って(「戻る」という表現でいいのだろうか)、浪花節/応援馬券的な売れ方をしているのが気に食わないが。でも高田だからこそ応援してやりたい、というのは私の心の中にも、ある。JCに引き続いてアンカツだったら1銭も買わなかっただろう(アンカツが中山苦手、というのもある)。1面で掲載したスポーツ紙もあったそうで、まあ馬券的な妙味もさることながら「ここで高田に男になってもらいたい」という思いも記者たちの間にあったんではないかな。

まあ普通に騎手で買えばユタカ-ペリエ-キネーンで決まりなんだが。ま、どうなりますかね。お祭りを楽しみましょう。

逃げ馬だけに。

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200703/ke2007031905.html

マドモアゼルドパリが福島牝馬S出走の予定を取りやめ、引退することになった。

この馬は美浦の厩舎所属で、京都で一度走った以外は関西以西での出走はない。それゆえ、昨年10月に1600万下の身分で重賞の府中牝馬Sに出てくるまで名前も知らなかったのだが、その府中牝馬Sで「大穴はこれだ!」と思って単勝だったか複勝だったか馬単の軸だったか、とにかく馬券を買っていたのだ。そしたら発走直前に発馬機内で暴れて故障発生→競争除外。

残念至極ではあったが、これで次に人気を下げれば…と思っていたら京都に遠征をかけてきて、これが16頭立ての単勝11番人気で超・人気薄。狙うならここだった。

しかしこのときはオリエントチャームやファランドールといった、これまた以前から気になっていた馬が出てきており、「オリエントチャームはヤネ幸やし、内枠からうまいこと馬群をさばいて追い込んでこれるとは思えん」「ファランドール、ちょっとここでは足りんような気がするな~」と、マドモアゼルドパリ購入直前まで行きつつも大外枠にひるんでこれまた購入に踏み切れず、悩みに悩みぬいた挙句、見に回ったらマドモアゼルドパリ、勝ってしまった。あーあー。

ラストランとなった次走、5番人気に推された中山牝馬Sでは「多分来ない」と思いつつ弱気になってヒモに入れたらやっぱり惨敗、これで人気が落ちる次こそは…と思っていたら引退してしまった。あーあー。

コッチが捕まえる前に文字通り逃げられてしまったカタチではある。この借りは子供に返していただきたい。血統的にどうなのかはわからんが、社台だし、いい種馬をあてがわれるのではないだろうか。いや、むしろ二流の父で仔を産み、その仔が人気薄で激走するタイプに育つのがベスト。何せコチラはお母さんの単勝40倍をみすみす逃しているのだ。あの時の情けない思いは忘れんぞ。

後藤浩輝の涙

「日曜準メインの男」

それが私の後藤浩輝に対するイメージである。一番好きな騎手に対してずいぶんな物言いだが。

データを取ったワケではないが、後藤がメイン、準メイン両レースで騎乗があるときの準メインでの勝率はかなり高いのではないかと思う。そして、その後の重賞では必ず飛ぶ。

だから、今日の準メインを勝ったことをテレビで観て知った時もイヤな感じがした。彼が騎乗するローエングリンの単勝で勝負すると決めていたからだ。でも今回はいつもとは違う。木刀事件の時に頭を下げて回ってくれた師匠・伊藤正徳師からの、かつてはコンビを組んで重賞を連勝しながらその後の駄騎乗で乗り替わりとなった馬への騎乗依頼なのだ。これで心中期する物がないワケがない。後藤を信じて単勝を購入。

果たして後藤はゲートを破壊せんばかりの超ロケットスタートを決め、ラスト1ハロンは12秒9もかかって後続の猛追を食らいつつも逃げ切ってしまった。あのスタートの瞬間に後藤の執念が集約されていたと言ってもいい。インタビューで「恩返しができた」と言っていた後藤は涙、涙。師匠である伊藤正徳師も目を潤ませていたそうだ。どこかで「後藤の嘘泣きに腹が立つ」とか書いている人がいたけど、人それぞれ色々あるんだから、そんな物言いはないのではないかな。たとえ馬券が外れたのだとしても。

私はこの単勝17倍が2月唯一の的中馬券。涙が出そうだ。

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