Dream Theater@大阪国際会議場(2017.09.13) 

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客電が落ち、湧き上がる歓声。観衆は席を立ち、来るべき瞬間に備える…ハズなのだが、私がいたPA真後ろ付近を含む1階席後ろ半分の動きがどうも鈍い。…やや間があって数名が立ち上がったのを合図に、周囲の客も三々五々立ち上がる。それを見ていた私の後方にいた男性客がボソッと一言。

「あ、立つんだ」

思わぬところで実感させられる25年の重み。というワケで行ってまいりました「Images & Words」発売25周年記念ツアー。いやまあ、実際は女性含む若人も大勢来ていたのですが。

来日が発表された当初、正直あまり乗り気ではなかった。ご多分に漏れず私も「Images & Words」からハマッたクチだが、所謂「無人島レコード」の、今でも最有力候補の1枚たり得る「Awake」に対し、「Images~」で今の私に響いてくるのは“Learning To Live”ぐらいなんよね…。LaBrieもどうせマトモに歌えんやろし…。

でも第2部の冒頭“Pull Me Under”のイントロが流れた瞬間、もうどうでもよくなった。ワシはこれが聴きたかったんじゃああ!サビは当然のように大合唱だ。ぽーみあんだーぽーみあんだーぽーみあんだーあいむなっだふれい♪私の隣にいた若い男の子、時々スマホで録音していたようだが私の歌声が割と容赦なく入ってるかも知れんぞ。わっはっは。

ヴォーカルは別として、ちょっとしたソロ・パートを挟んでくること以外は概ねオリジナルに忠実な演奏だったように思うが、Jordan Rudessが非常にタメの効いた演奏を聴かせた“Wait For Sleep”にはハッとさせられた。まずもってオリジナルが良いというのが大前提だが、この人はやはり「モノが違う」。そしてそして“Learning To Live”!私はこの曲の、CDで6分50秒あたりから聴こえてくるベースが狂おしいほどに好きなのだが、ナマで聴けて感無量。ちょっと音が小さかった気がするけど。それに続くJames LaBrieのスクリームも現状考え得るベストのそれ。個人的にはソッチよりもその前の「I hear kindness, beauty and truth」の部分こそ頑張ってほしかったんだが、まあ、贅沢は言うまい。LaBrieの歌、想像していたよりはずっと良かったですよ。

こうして至福の時は過ぎていき、アンコールに控えしは“A Change Of Seasons”という名の23分に及ぶ拷問。私、この曲に全っっっっ然思い入れがないというか、ハッキリ言ってしまえば嫌いで、アンコール前に帰ろうかとすら思っていたぐらいなのだがそれも勿体ない話なので最後まで聴いた。パートごとに見れば聴きごたえのある場面も多いのだがとにかく「長い」「くどい」「暑苦しい」というプログレのうっとおしい部分を煮詰めたような曲で、フルコースのデザートでカツカレーを出されたような気分。他の客もぐったりしているようで、LaBrieの煽りに対する反応も明らかに鈍い。しかしそれに反比例するかのようにLaBrieの声は快調さを増していくというね。なんで最後になってそんなに元気なんだオマエ。

今回もみっちり3時間。参加した皆さん、お疲れ様でした。やはりライヴは観られる時に観ておくものだ。

なお、第1部の内容について一切触れていませんが他意はありません。

2017/09/15 Fri. 21:22  edit

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Marillion来日! 

「Brave」で彼らの音楽にハマッてから23年。赤ん坊が生まれ、順調に育てば大学を出て就職するまでの年月。Marillionが日本にやってくる。待ち焦がれたなんてもんじゃない。というか、そもそも期待してなかった。その23年間の約半分は国内盤の発売すらなかったんだぞ。




「Sounds That Can't Be Made」「Fuck Everyone And Run」はプレオーダー盤と国内盤の両方を買った。願掛けでもしている気分というか、Hoping against hopeつーのはこういう状況を指すのかね…と自虐的になっていたが、いやはや、命あっての物種である。生きていて良かった。

これでチケットが取れなかったら最早死あるのみ。さすがに取れると思いますが。どの曲をやるのか想像もつかないがアンコールで“Garden Party”をやりそうな予感だけはあるので“I'm fuckin!”と叫ぶ練習だけはしておこうと思います。2日とも行くぞコノヤロー変な仕事入るんじゃねえぞ!入れたって働かんからな!


Marillion“Living In F E A R”

2017/04/17 Mon. 23:33  edit

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John Wetton逝去。 

AsiaのTwitter公式アカウントより。



Chris SquireにKeith Emerson、Greg Lakeが立て続けに亡くなった時は割と冷静だった(ただ、Emersonに関しては「何も自殺しなくても…」とは思った)が、今回はちょっと動揺している。King Crimson「Red」をそれこそ毎日のように聴いていた時期があるので。

第3期King Crimsonでの凶悪極まりないベース・サウンドは大好きだが、シンガーとしては、実はそれほど好きなタイプではなかった。それでもなお彼の記名性高すぎな声やメロディは私の耳にこびりついている。“Starless”は彼のヴォーカルなしではあり得なかった。


King Crimson“Starless”

2017/01/31 Tue. 21:33  edit

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今沢カゲロウ@Funky Chicken(2016.6.15) 

近年は大学やら専門学校等での講演活動など、ライヴ、クリニック以外での活動も活発に行っているという今沢カゲロウ。例年、徳島では年に1回鳴門でライヴを行うのが常であったが、この4月より特任教授に任命された四国大学での特別講義に併せ、実に15年ぶり2度目となる徳島市内でのソロ・パフォーマンスを敢行。勿論行ってまいりました。彼のライヴを観るのはおととしの11月以来、約1年7か月ぶりである。

ちなみに15年前はハードコア系のイベントに招かれたそうで、その時はリハーサル後に他の出演者が主催者に向かって「なんであんな人がここにいるんですか!」と言ったとか。そりゃまあ、なあ。

12年、14年に鳴門で観た時にステージで鎮座ましましていたあれやこれや(ラップトップ+Novation Launchpad+Keith McMillen Instruments SoftStep)は姿を消し、機材は足元にルーパーのフットスイッチがあるだけのシンプル極まりないもの。ベースシンセもなし(そういえばベース本体は新調されていた)。そういうワケで、バンド・サウンドよりも情報量が多い過剰な音の絨毯爆撃が全て純粋な6弦フレットレス・ベースのサウンド(with今沢が各地で採取した虫の鳴き声)で観客に襲い掛かることに。

その演奏は「リハ見たけど凄すぎ。初めて見たけど…」とライヴ前に言っていた会場のマスターをはじめ、観客の心を鷲掴み。演奏同様トークのキレも冴えており、誰かが「トークだけのCDを出してほしい」と言っていたが、それじゃまるでさだまさしだ。しかし昆虫ネタはもはや癒しの域に達しているのかも知れない…いるのか?人間メトロノームのコーナーやベースニンジャ版スクール・オヴ・ロックといった定番ネタも披露し、最後は“The Chicken”のメロディに虫の名前を乗せて客に歌わせるという奇想天外なネタで幕。マスターがエラいウケていた。

初めての会場、告知期間も短くあまつさえ平日夜という悪条件が重なり集客は芳しくなかったものの、そういう時の演奏が案外印象に残ったりするものである。地上で最も苛烈な音楽のひとつを通して繰り広げられる幸せな空間がそこにありました。

2016/06/18 Sat. 15:03  edit

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amazarashi@Zepp Namba(2016.2.21) 

早くも今年2本目のライヴ。2週連続で四国から関西へ向かうという、お財布にはなかなかハードな状況である。チケット代は安かったのだが、移動費がね。バスが嫌いで自家用車で移動しているもので。

開演時間の15分前ぐらいに会場に入ったのだが、ロビーには結構な数の人、さらにホールに入るとこれまた沢山の人、人、人。そして客層が若い!普段私が行くライヴのそれよりも干支一回り以上若いんじゃなかろうか。とりあえず流れに任せて1階フロア最後方へ。奥へ奥へと押し込められ、気がつけばPA卓そばの絶好のポジションに。しかしほとんど身動きがとれん。ぎゅうぎゅうとまでは言わないが、ちょっと手を動かしたら前後左右誰かの体に触れる状態(なのでずっと腕を組んで観ていました)。最後方のさらに奥、車椅子の客用に一段高くなっているスペースも一般客に開放して客を押し込んだところでライヴ開始。

ステージ前面に薄いスクリーンが張られていて、ステージ上のメンバーはうっすらとしか見えず、スクリーンとバックドロップに映し出される映像やタイポグラフィが曲の持つメッセージを補完している。歌そのものも割と聞き取りやすかったが、歌詞そのものが映し出される場合もあり、私のように知ってる曲が数曲しかない身にも優しい仕様。客は体を動かすでもなく一緒に歌うでもなく、じーっと曲に聞き入っている感じだった。Dream Theaterのライヴで客が石地蔵状態なのはリズムを取るのが難しいからだが、amazarashiの客は歌詞を聞きに来ているんだろうな。もしくは新作からの曲が多め(で、その新作は明日発売なのですよ)で、知らない曲が多かったか。

その歌詞は時に青臭かったり時に風刺を利かせたり時に言葉遊びに溺れたりのメッセージ性が強いもので、さすがにこれを素直に受け入れて感動するには私はトシを取り過ぎているんだが、ドラマティックなサビと、そこまでの展開がガッチリ構築された楽曲がどれもこれも良かった。どことなくフォークの香りがする熱のこもった歌を支えるダークで奥行きのあるアレンジから青臭さは全く感じられない。だから私みたいなおっちゃんも聴けるワケだが。サウンドも良好。ヴォーカルの音が他の楽器と比べてやたらとでかかったが、このユニットの性格を考えればこんなもんだろう。

約1時間半の短いライヴだったが、良かった。あとほとんど動けず直立状態だったので体がバッキバキになりました。トシを取るというのは悪いことばかりではないんだが、正直、つらい。

2016/02/23 Tue. 20:39  edit

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